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物語の2幕後半によくあるイベント具体例

●前回の続きです。
今度は中盤(ミッドポイント)~2幕後半(70~75%くらいまで)によくある具体的なイベントを箇条書きしました。
前回よりちょっと量は少なめ。

しかしやはりぶっちゃけるとただのメモ帳です。
組み合わせて使ったり、これをヒントに別の展開を思いついたり、使い方はあなた次第(物は言いよう)。

※一つ一つは独立しています。

※マニアックなものまで含まれます。

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・主人公と同じ才能の敵をぶつけ、優勢だった主人公(勢)を一気に劣勢に。

・力を使う度に体が蝕まれていく。それを知らずに使っていてようやく「あれ、なんだかヤバイぞ」と気付きだす。
※大体物語中盤に何かよい展開があった後にこのイベント。あげて落とす展開。

・中盤以降に全く新たなキャラが急に支援者として出てくる場合「実は既に出てきている重要な敵の登場人物」であるパターンが多い

・主人公と師匠キャラがいる場合、主人公の方が出来るようになってしまい師匠キャラ(元々主人公をその世界に誘ったやつなど)が嫉妬し、関係がぎくしゃく。主人公は声のかけ方がわからない

・回りに助けられてる天真爛漫キャラが「頭を使わなきゃ!」「私も勉強しなきゃ!」みたいに頑張って空回りする。

・仲間割れしてそのまま敵の勢力に闇落ちする。
※これは主人公でも別のキャラでも可能。

・主人公に心酔しているやつが主人公に幻滅して仲違い

・二幕前半に主人公だけが真実を発見。誰かに伝えないと世界が崩壊してしまうのに、周りに伝えても信じて貰えない。

・敵だと思っていた正体不明のやつが絶体絶命の時に助けに来る

・主人公には仲間(関係は恋人や親友などが良さげ)がいる。主人公と仲間、二人共通のキャラが酷い目に遭う。その原因が主人公と仲間の各々の組織が絡んでいて、主人公と仲間は各々自分の信念に従い復讐として敵対する事になってしまう。
※勘違いだと悲劇にできる

・悪から善に変わりかけていたキャラの所に同族のやつ(または昔馴染み)が現れて「お前はそんなんじゃないだろ?」的なこと言われ元の悪い性格へ戻ってしまう。元の悪い信念を再確認してしまう。「こんな自分が変われる訳なかったんだ」的な台詞と共に。

・隠していた重要な事実をキャラAがキャラBに伝える場合、話す前にキャラBが何処からか知ってしまい、「どうして隠してたんだ」とこじれる。

・サブキャラが主人公の為に、敵と交換条件(自分が後で協力せざるを得ない事とか、自分が後々死んでしまうとか)に情報や手段を手に入れる(そのことは主人公に黙っている)。

・主人公独特の天才技がある。それを敵が使えるようになる。
※この場合クライマックスで主人公がさらに上位の天才技を生みだす。

・引っ張られてきたやつが、今度は引っ張ってくれた奴を導く(間違った方法で)

・超強力なキャラが封印されてて、解き放つ

・技術的においてけぼり食らってるキャラが、敵キャラに指導を乞う

・主人公の偽物が出てくる

・力を急ぐあまりに闇落ちする

・自分に憧れてた仲間が、敵となって対等となる

・憧れるキャラがいてそこへ徐々に近づくが、間違った方法で追い抜いてしまう

・改心しかけてる敵がいる。わかりあえた直後、幸せになってまた会おう的な感じの後にラスボスか黒幕に殺される
※嫌な奴が急に親切になると死ぬフラグ

・厄介だったがようやくわかり会えたライバルがあっさり他の敵にやられる(能力を奪うとかしてる)

・明らかに黒幕だと思っていたやつが中間くらいで死ぬ

・ラスボスだと思っていたやつと組んで、新ラスボスと共闘する(旧ラスボスは信念のあるいいやつ、新ラスボスは純粋悪)
※この場合、クライマックスで新ラスボスを倒すも、共闘した旧ラスボスがの新ラスボスの力を取り込み結局旧ラスボスが最後の壁になる
この時は人物と言うより災害的な力のため、逃げるか封印するかしかない場合の方が困難にマンネリ感がない。

・世界を支配できる力を影から独占しようとする野心家なやつが出てくる。(大体こいつがラスボスになる)

・皆が戸惑ってたり、状況が流されているとき、主人公だけがに何か違うと真理に気付いている

・ボスと和解しやり易くなったところで、ボスが入れ替わって馬の合わないボスが来る

・敵側の危険な力を手に入れる。徐々に体は蝕まれ、悪い方へ変わっていく→このままじゃ不味いと思って、仲間に殺させるか(その仲間の葛藤、成長になる)、まず倒せないと思っていた敵と共に自爆する。

・捕まって投獄されたら、同じ監獄にかつて戦ったことのある不幸な境遇の敵がいる。

・主人公は弱い、ライバルは強い。ライバルが闇落ち。なんとか闇落ちしたライバルを助けたい弱い主人公。実力はあるが絶対に関わりたくない相手に弟子入りする。(師匠はライバルは闇落ちしたことと関係のある相手)
「あんたは嫌いだ! でも早くあいつに追い付かないとダメなんだ!」みたいな展開。

・真剣勝負をしない主義だったが、ヒロインを助けるためにマジになる

・一回倒したライバルが味方になるが努力の末新たな力を手に入れてラスボスに。

・決勝で戦おう、みたいに切磋琢磨していた自分よりレベルの高いライバルキャラ。主人公は必死に頑張って決勝に行くが、なんとライバルは決勝敗退。より強い奴が出てくる。
※「え!? こいつ!?」みたいな、序盤にいた雑魚っぽいキャラが決勝相手になる。

・大きな舞台の前にはトラブルがつきもの(クライマックスも同じ)

・チーム物の場合、二幕後半あたりから解散危機が訪れる。これは外的圧力のバージョンと内部発端のバージョンがある。
※例えば部活物で言えば「外的→生徒会からの圧力」「内部→部員内の分裂」など。両方からあっても良い。

・主人公の秘密などを敵が握り、クライマックスでの敵の切り札を与えてしまう

・主人公の周りの環境に止められないかなりヤバイことが起き始める(自然災害、大量連続殺人が始まるなど)

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