見出し画像

マネジメントに取り組んだ1年をふりかえる

はじめに

くふうAIスタジオで買い物ビジネス開発部のバックエンドエンジニアをしている高江洲(たかえす)と申します。これまでは株式会社ロコガイドに所属していましたが、組織変更があり、くふうAIスタジオに転籍し、働いています。担当しているサービスは変わらずトクバイの開発運用しています。

マネジメントについて

約1年ほど前からはビジネス開発部の副部長としての役割を持ち、エンジニアリーダーとしてマネジメントの一部を担っています。
過去の経験上、プロジェクトチームのリーダーポジションとしては経験がありますが、メンバーの目標管理や成長に寄与するマネジメント業務を行うのは今回が初めてのことでした。
正直なところ私が心から望んだポジションではなく、上司からの依頼を十分に検討して引き受けました。
私も30代後半となり、マネジメントも経験してみたいと思い、依頼に乗ることをきっかけに今後のキャリアにおいて何か気づくことがあるのではないかということを考えた結果でした。

私の考える理想のチームとリーダー

スポーツチームのキャプテンのように先頭に立って引っ張っていくようなマネジメントやリーダーシップ能力を私自身は持ち合わせていないと思ってます。
私の考える理想のチームとは、何か課題があるときに自分も含めた他のチームメンバーと一緒に寄り添い・考えてチームとして解決する。それぞれのメンバーがあるときはオーナー、あるときはサポートの役割を持つなどメンバー間で役割をローテーションし、フラットな関係でそれぞれが自律して動いているようなイメージです。
その中でリーダーはメンバーが何かを決断するときにサポートし、背中を押してくれたりする人かなと思ってます。

この1年どのような事を考えて取り組んだか

人のマネジメントに関していろんなことがわからない状態だったので、まずは今後どのような体制でやっていきたいかということに関して、自分の考えを表明しました。自分自身の役割を含め、各PJの体制などを整理したスライドを用意してチームメンバーに話しました。部を複数の開発プロジェクトチームとして分割し、同時に複数の開発ラインによる構成を提案し走り出しました。

それを認識してもらった上で、週に1回程度チームメンバーが自律して動いていけるように1on1を行っています。
1on1では、日々の仕事の状況やときにはプライベートなことなど、とにかく聴くということを意識しました。どのような事を考えているのかを把握し、理解するということです。自分としてもいろんな考えを聴くことで多くの学びがあります。その上で、必要があればエスカレーションしたり、一緒に考える時間を作ったりしました。
意見を言うときは「自分ならこうするかも」とまずは自分のことを話し、多少曖昧な感じで行動することを促すように意識しました。最終的に決めるのはできるだけ本人に判断してほしいという思いがあるためです。

さらに同じ部のメンバー同士でもチームが分かれると会話が少なくなることもあり、リモートで働くメンバーも多いので、週に1、2回程度意識的に会話する場を設けました。

結果として

コミュニケーションの面でロスを感じる場面は少なくなったと思っています。ただし、色々な課題が出てきました。

  • 私自身が忙しくなりすぎた

    • マネジメントをしたからというより副部長という役割となった結果、様々な会議・採用・障害への対応などやることが単純に増えた

  • 各メンバーが担当しているプロジェクトを横断するような課題の対応

    • プロジェクトごとに予定しているタスク以外が発生したときに誰が担当するのかが宙に浮きやすくなった

  • 各プロジェクトごとの稼働状況が見えにくくなった

    • 並行して動くプロジェクトが現在どの程度忙しいのか、または余裕があるのかが、部全体として見えにくくなった

このような課題にどう取り組んでいくかはチームメンバーと共に、今後話し合いながら解消していきたいと考えています。
先の理想のチームの項で書いたように、こういった課題をチームメンバー間でフォローし、少しずつ分散し取り組んでいけるようにしたいと考えています。

最後に

この1年を振り返ったときに組織の変更など多くの変化がある中で、メンバーと様々なことに取り組んできました。
まだまだ道半ばなところがたくさんあり、私自身マネジメントというのが自分でしっくり来ていない部分が大いにあります...
今まであまり使ったことがない頭の使い方をしている感覚があり、その経験は良いなと感じる反面、マネジメント以外の業務のコンテキストスイッチは大変だと実感しています。
また、個人的にはプレイヤーとしてサービスの設計やプログラミングに注力したいという願望が強くあります。その願望とマネジメントをどのように両立させていくかは今もなお模索中です。この1年はチームメンバーの支えを受けながら理想のチーム構築に向けて一歩ずつ進んでいくことに注力していきたいと思います。

くふうAIスタジオでは、採用活動を行っています。

当社は「AX で 暮らしに ひらめきを」をビジョンに、2023年7月に設立されました。
(AX=AI eXperience(UI/UX における AI/AX)とAI Transformation(DX におけるAX)の意味を持つ当社が唱えた造語)
くふうカンパニーグループのサービスの企画開発運用を主な事業とし、非エンジニアさえも当たり前にAIを使いこなせるよう、積極的なAI利活用を推進しています。
(サービスの一例:累計DL数1,000万以上の家計簿アプリ「Zaim」、月間利用者数1,600万人のチラシアプリ「トクバイ」等)
AXを活用した未来を一緒に作っていく仲間を募集中です。
ご興味がございましたら、以下からカジュアル面談のお申込みやご応募等お気軽にお問合せください。
https://open.talentio.com/r/1/c/kufu-ai-studio/homes/3849


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?