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PRプランナー1次試験対策、4つの問題パターンを攻略

参考問題をネット経由でしているとつかめるのですが、PRプランナー1次試験の問題文はある種独特です。これに慣れておかないと、80分以内に50問を解くのはけっこうぎりぎりになってしまいます(といっておきながら、わたしは40分でテストを終えてたりするがw)。

パターン1:「最も適切なものを選べ」

4拓のうち1つが正解。あとの3つは正解のような文章になっているが、1つキーワードを間違えている、というやっかいなもの。以下の参考問題のように。

たとえば、

例題:顧客の購買行動とそれに関連する次の記述のうち、最も適切なものをひとつ選びなさい。
a.消費者が商品を買う際に心配や関心の程度を表すことを購買関与度という。この関与度が高いものほど、消費者の購買前の情報探索意欲は低くなる傾向がある。
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b.市場のセグメンテーションは一般的に「地理的変数」「人口動態的変数」「心理的変数」「態度的変数」の4つの切り口があるとされる。
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c.「AISASモデル」とは、Attention, Interest, Search, Action, Shareの5つの行動過程の頭文字をとったものである。
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d.マーケティングミックスとは、アメリカのマーケティング学者のコトラー教授が1960年に提唱した4つの要素からなるマーケティングの具体的活動計画のことである。

正解:c *広報・PR概説参考問題(158)をもとに再構成

解説:
それぞれの問題で間違えているところは、以下のとおり。

a. 低く (正解は「高く」)
b. 態度的変数 (正解は行動的変数)
d. コトラー教授(正解はマッカーシー博士)


パターン2:「最も不適切なものを選べ」

例題:グローバル広報の必要性に関する次の記述のうち、最も不適切なものを1つ選びなさい
a.戦後の経済復興で生じた貿易摩擦を解消する目的で、政府主導で1973年に「発展途上国に対する投資国道の指針」を発表し、受入国の発展に寄与するような投資を呼びかけることが国際広報の1手段として論じられている。
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b.諸外国の新聞事情は、日本のように幅広いテーマを扱っているわけではなく、経済紙、高級紙、大衆紙とすみ分けられている。
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c.グローバル広報で重要視されてきているのはCSR(企業の社会的責任)を明確に伝えることである。
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d.グローバル広報では、日本以外の国や地域、民族の文化や価値観を理解・尊重する態度よりも、企業の行動規範を軸に自らの立ち位置をアピールすることを中心にする活動が求められている。


正解:d

解説:
問題で間違えているところは、「民族の文化や価値観を理解・尊重する態度よりも、」の部分。「民族の文化や価値観を理解・尊重し~」となる。
<episode>
この問題では、以下の文が間違いであるとされる。

d. 日本企業の情報発信とコミュニケーション戦略が必要とされる最大の理由は、国際競争で優位に立つためである。

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