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『東電賠償詐欺』を考案した首謀者が7年6ヶ月の懲役を終えて初めて語る、「不正請求の手口」と「隠された真実」

東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から、12年が経過した。帰還困難区域では一部の避難指示解除が実現、まだ時間はかかるものの、復興に向けて一歩ずつ進んでいる。

しかしこの12年の間には復興という「光」だけでなく、「闇」もあった。東京電力は総額10兆円を超える賠償金を払ってきたが、その一部、少なくとも数十億円が詐欺師によってかすめ取られていたのである。

僕は原発事故の賠償金をかすめ取る詐欺事件を追いかけ、’19年に『東日本大震災 東京電力「黒い賠償」の真実』(彩図社文庫)を発表した。この本では、「福島原子力補償相談室」で約3年間、賠償係として勤務していた岩崎拓真(仮名、当時42歳)という人物を取材し、賠償金詐欺の裏側に迫った。

僕は原発賠償金詐欺の裏側に迫った、はずだった。ところが、’22年の年末に、ある男から連絡が届いた。

村田博志(65歳)。“東電賠償詐欺”を考案した首謀者である。村田は「東電社員だった岩崎が賠償金詐欺の指南役であり、報酬も渡していた」と暴露した。

村田が語る賠償金詐欺の真実とは──。

現代ビジネスに書きました。続きは下記リンクより

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