「京大医学部４名合格講師」による受験対策講座（2７６)

2022年「大阪公立大」誕生の影響も…関関同立は理系学部中心に偏差値が急上昇（木村誠）

（教育ジャーナリスト・木村誠） 　関西圏では、京大・大阪大・神戸大、そして2022年に大阪市立大と大阪府立大が統合した大阪公立大などの有力な総合大があり、コスパ重視の関西人気質もあって、国公立志向が強い。

　ここ三重県は近畿圏なので関東をめざす子は少ない。京大、阪大、名大、神戸大などをめざす子が多い。これから大阪公立大学が割り込んでくるのか注視しているけれど、やっぱり国立大のブランドが強い印象だ。

　私の住む三重県北部は中京工業地帯の一角にあるので、名古屋大学をめざす子が多い。通えるからだ。不況の中にあってアパートを借りて一人暮らしをするのはコストがかかる。阪大と名大を比較した場合、そこまでする価値を感じない子が多い。　

　Here in Mie Prefecture, the Kinki region, there are few children who aim for the Kanto region. Many are aiming for Kyoto University, Osaka University, Nagoya University, Kobe University, and so on. I am keeping a close eye on Osaka Public University to see if it will join the ranks, but I get the impression that the national university brand is still strong.

　In the northern part of Mie Prefecture, where I live, many students go to Nagoya University because it is located in the Chukyo industrial area. This is because it is within easy commuting distance. In the midst of a recession, it is expensive to rent an apartment and live alone. When comparing Osaka University and Nagoya University, many students do not feel it is worth it.

　「高木教育センター」塾長。名古屋大学卒業後、アメリカユタ州のローガン中学校で教師をした後、帰国。英検１級、通訳ガイドの国家試験、国連英検Ａ級、ビジネス英検Ａ級などに合格。京大二次試験英語８１％の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」（エール出版）2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。