「結婚したい」でっか?
「結婚したい」でっか?
第一段階 結婚の前に考えとったこと
ChatGPT に独身でいる人の気持ちを尋ねたら、以下のように答えてきた。
自由を楽しみたい:独身でいることで、わしの時間やお金を自由に使われます。パートナーや子供がおると、自由な時間やお金が制限されることあるんや。
責任を持ちたない:結婚や子育てには責任が伴う。独身でいることで、その責任から逃れれます。
結婚や交際に失敗した経験がある:過去に結婚や交際に失敗した経験がある人は、再び同じような失敗を繰り返したないと感じる場合があるんや。
人間関係を煩わしゅう思う:パートナーや子供がおると、人間関係が複雑になることあるんや。独身でいることで、そのような煩わしい人間関係を回避せれます。
自己実現を重視する:独身でいることで、わし自身の成長や自己実現に注力せれます。結婚や子育てによって、自己実現の機会が制限されることあると感じる人もおる。
うちはほんまこうした理由で「このまま独身で一生を全うしよったら」て考えとったんやで。子供たちは可愛いけど、パートナーに自由を奪われて仕事が崩壊する恐怖を感じたことある。バツイチになる前の泥沼の争いは二度と経験したないからな。人生はシンプルな方がええ。
世の中には、婚活アプリをつこてでも結婚したい人がいてるらしいが理解不能。なんで、自ら地獄に足を踏み込むかいな。親が亡くなり、娘たちが独立して家を離れて一人暮らしをして10年以上過ぎてもなんも問題がなかった。問題があるとすると、孤独死する可能性くらいやった。
父が亡くなって遺産相続でモメたことも関係してる。遠うに住んどった姉たちが葬式を終われへんうちに、母が住んでる父名義の土地を売ってわしの相続分をよこせときたもんや。女ちゅう生き物は、ほんまにせんない生き物や。そう思てもうた。二度と、そんな生き物に関わるんはゴメンや。
第二段階 出会い方
うちは仕事が好き。受験指導をしてると、生徒の役に立ってる感じがして生き甲斐を感じる。仕事をしながら、ブログを書いてる。受験に向かう心がけやら、能率的な勉強方法について書かしてもうている。
ある時、うちの記事にある女性がコメントをしてくれたんや。うちは返事をしときた。すると、また返事がきて数か月コメント欄でいろいろたわいもあれへんこと書いとった。ほんで、段々とプライベートなこと書くようになってきたさかい個人情報保護の観点からチャットに移行した。異例のこやった。
英語を学びたい方やったさかい、英語と日本語のチャンポンで語り合うとった。うちにとっては「通信生」の延長のようなものやった。きょうびの「講師」は、生徒に絶対に手ぇ出してはあかんから女性思て接してまへんやった。年齢もよう分かれへんかったし、顔を見たこともあれへんのやさかい当たり前。
向こうの女性も、過去の恋愛とも言われへん婚活でええ思い出があれへんらしゅうアニメの男子キャラクターに夢中のようやった。その点は、お互いに似てるようやった。軽度の異性アレルギー。うちのトラウマの方が少し強かったかもわかりまへんけどなぁ。
そのうち、相手が30代の後半、つまりうちの長女と似たような年齢であること分かってきた。「こんなメールのやり取りをしてる」て長女に話したら「だまされてる」「後妻業ちゃう?」っちゅうアドバイス。そら、そうなるわな。
第三段階 実物と会う
ある時、「彼氏になってほしい」っちゅう言葉を見た。親しゅう言葉を交わしとったさかい、なんとなしに好感を持たれてることは分かった。好感言うより、尊敬かいな。うちは、名古屋大学卒、アメリカで教師、英検1級持ち。そういう経歴から尊敬されることある。
やさかい、うちは実際に会うてみよう思た。実物は、ただのハゲた老人やと分かったら百年の恋も一発で冷めるからな。個人情報やったから住所も分かれへんかったけど、確認したら県だけ教えてくれた。電車で4時間ほどの遠方やった。遠方だけで、目ぇ覚ましてもらえる思て会いに行った。
ちょいだけ、好意を持ち始めとったかな・・・
うちが大学で交際を始めた女性は、他につきおうとった男性がおって三角関係に陥り修羅場。うちはわずらわしい人間関係にウンザリしとってんけど、その女性はめっちゃ古風な考え方をした金銭関係も衣服もハデやなかった。
「こういう人と大学時代に出会うとったら」
と、思えへんわけやなかったけどわしは還暦を超えたジジイやさかいね。
ところが、驚いたことにはその女性はハゲたうちを見ても目ぇ覚めへんかった。せやけど、うちらは遠う離れたとこに住んでるさかいチャット以外に交際する方法はあれへん思た。せやけど、彼女は「別居婚」っちゅう手もある言うてきたんや。
もはや、理解不能。そやさかい、再度 ChatGPT に尋ねてみた。
安定感を求める:年上の男性は、年齢とともに社会的地位や経済力が上がってること多う、それが安定感を感じさすため、年下の男性よりも魅力的に映る場合があるんや。また、経済力があるため、生活面でも安定してると感じれます。
成熟した男性に憧れる:年上の男性は、年齢とともに経験を積んできたさかい、物事を冷静に判断したり、的確なアドバイスをくれたりせれます。そうした成熟した男性に憧れる女性も多いため、歳の差婚を求めることあるんや。
年齢による差別意識の影響:一般的には、年上の男性と結婚することは、年下の男性と結婚することよりも社会的に認められやすいちゅう差別意識があるんや。そのため、女性自身が年上の男性との結婚を望む場合もあったら、周囲の期待に応えるために年上の男性を選ぶ場合もあるかもわかりまへん。
第四段階 法的、社会的側面
うちは塾講師をしてるさかい、歳の差婚やらしたら何言われるか分かれへん。それに、遺産相続で揉めてるさかい法的な結婚には抵抗があった。このまま終活に入っていくつもりやったからな。
やけど、父を亡くした時のこと思い出した。父とは喧嘩もしたし、金持ちでもなかった。せやけど、そういうトラブルも含めて「懐かしい」て思う。母を亡くした時も、そう。うちが近所づきあいを拒否しとったら説教がクドイ。それで喧嘩もした。
一人暮らしになると、そういう煩わしい人間関係がのうなって清々した面もある。せやけど、娘たちまで独立して家を去ってゆくとさすがに淋しいのかもわかれへん。よう分かれへんけど、また鬱陶しい思いも悪ないかな、と。
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