設計に関する48章『み』未熟者の恐れ知らず

『み』未熟者の恐れ知らず
副題:設計者の段階
今の時代だと、構想、計画、設計の各段階で必ず、デザインレビューなど様々な関所があり、未熟者の開発で恐れ知らずの設計があったとしても、各段階の関所で引っかかる。
設計者の段階としては、3年、5年、10年、20年程度で区切られて来ると思う。
3年目程度
まだ計画は出来ない。
図面バラシの仕事が多い段階である。
5年目程度
出来る人は、計画をし始める。色々な標準を確認しながら、ものづくりの現場も考えて計画がやっと出来る。
10年程度
どう計画すれば、最善の計画なのかを能書を言えるようになる。
ここまで来れば、ベテラン設計者に近づく。
20年程度
現場改善も含めて、ものづくり自体を変えた開発が出来る。
ロボット化比率を上げる、曲げ加工多段折りなどを生産技術と話せるようになる。
陳腐化してる標準の改定の提案ができる。

未熟者の恐れ知らずは、一概に悪いとは思わない。
知らないからこそ、新たな視点でこんな機構があればと言う発想を持てる人もいるからである。

会社として、発想コンテストなどを定期的にやり、今までに無い発想を集め、開発のマイルストーンにしている会社もあった。
発想コンテストなので、設計に限らず、営業ツール、生産革新、機構開発、商品提案など
どの部門でも提案可能とし、それらを収集して、会社としての中期計画の参考にするなど、多くの社員のやる気を出せる仕掛けを経営企画がやっていた。
活性化しない限り会社は伸びないと思います。

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