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AUMA News 2022/4/25

(出典元: AUMA)

高まる需要: ドイツで初のホットな見本市の夏

  • 計画されている250の見本市のうち、150件が5~9月の間に開催予定

  • 「MesseMonatMai (5月の見本市月間)」キャンペーンにより、見本市業界が緊迫した状況に注意喚起

  • 協会代表のハーティング氏: 「冬の半期に対するコンセプトを政治に期待する」

ドイツの見本市業界は、コロナ禍によって引き起こされた業界の緊迫した状況へ注意を促すため、5月を見本市月間としている。31日間のキャンペーンは、これまでにないホットな見本市の夏の始まりに注目を集めることが目的だ。2022年に開催が予定されている約250の見本市のうち、半数以上が初めて夏に開催される。理由は、過去2年間の見本市の禁止、中止、延期による繰越需要だ。通常、見本市の多くは冬期に開催される。しかし5月だけでも約50の見本市が開催され、非常に好調な月となる見込みだ。見本市大国ドイツらしく、半数以上が国際見本市であり、その多くは世界経済をリードする見本市である。

  • ドイツ産業見本市委員会AUMAの代表であるフィリップ・ハーティング氏は、次のように述べている:「多くが我々にかかっている。見本市は、問題解決のための出会いの場として、またイノベーションのショーケースとして、無くてはならない存在だ。より多くの業界が、その業界の展示会が無くなることは望んでおらず、展示会無しではやっていけない。見本市は、間違いなく開催可能である。見本市の全面的な禁止は、見本市会場、見本市の主催者、あるいは施工業などの分野を、彼らに全く過失が無かったにも関わらず絶滅寸前にまで追いやった。停止を余儀なくされて間もなく2年、見本市業界は政治に対し、見本市の氷河期を終わらせるよう要求している。予防接種の強制が政治的失敗に終わり、我々は見本市業界が冬の半期を安定して乗り切る方法について、賢く前向きでバランスのとれたコンセプトを期待している。禁止するのではなく、可能にすることが政治的行動の中核でなければならない」。

予定されている約150の見本市のうち、2022年1~3月に開催できたのは20件弱であり、これもほとんど3月に限ってのことだ。4月になっても、予定されていた約50の見本市のうち、開催されているのは半分のみに留まっている。

MesseMonatMai (5月の見本市月間)では、ドイツ全土の見本市会場で、場所や個々のイベントの枠を超えてキャンペーンが計画されている。これは、ドイツの見本市産業が経済全体に及ぼす広範な重要性を示すことを目的としている。この31日間で、見本市の参加者から参加者へバトンが渡され、業界の多様性が可視化される。5月の見本市月間が終わると、6月1日のGlobal Exhibition Dayがある。世界の見本市会場の大半は運営が可能になってしばらく経つが、ドイツの見本市業界は今回ようやく勢いを持って報告が可能になる。

AUMAは、ドイツの産業見本市協会である: 国内外の69の会員の代表であり、会員にはドイツ国内の大・中規模の見本市企業、ならびに出展者・サービス企業・来場者を代表する協会が含まれる。

翻訳:株式会社ノイ

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