ケヴィン・ケリーの「5000日後の世界」読了

WIREDは好きな雑誌だ。未来へのワクワク感を駆立ててくれる。ただ、創刊編集者のケヴィン・ケリーの本は読んだことがなかった。

ケヴィン・ケリーは極めて理系的な思考だと思った。「楽観主義」であり、「コップに水が半分『も』ある」と捉えることは実験をして、失敗から学ぶということが理系的な思考なのかと感じた。(宇宙兄弟でも確かそういう回があったような気がする)

印象に残ったのは、「5年ごとにできることが区切られる」ということと、「将来は年に人が集中し、地方でロボットが作物を作る」という世の中になるという話だ。

前者は自分の人生振り返る上で試してみたい。
後者はどうだろうか。今後は「超都市」、「中都市」「田舎」という3つに分かれていき、ロボットが活躍するのは「中都市」になるのではないかと考えている。この分類は人口密度だ。

高密の「超都市」ではイノベーションが次々と起き、新しいことはやはり都市で起こると思う。一方の「田舎」では、都市で疲れた人や、人が嫌いな人、何もしないために人が集まるということが起きるのではないかと思う。

中都市というのは地方のまあまあ大きな都市だ。長野の松本とか、愛知の岡崎みたいなところ。実験するには最も適しているからだ。

ただ、結局のところ、超都市にぶら下がる中都市と田舎が増え、新しいことは超都市とミラーワールドで起こるだろうと思う。

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