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電車のダイヤ的な時間の使い方

時間の使い方を考えていたときに、「きりの良い」区切りばかりしていたことに思い至る。10:00になったら、12:30になったら、月曜日になったら、来月になったら、来年になったら……。世の中も、自分も、だいたいそんな感じ。そして、その「きりの良い」区切りをうっかり過ぎてしまうと、今度は次の区切りまで何もせずに待つ。今日は朝から思い通りにいかなかったから、明日はちゃんとしよう……。

そんな「きりの良い」区切りと無縁なのは、電車のダイヤである。7:36着、7:38発みたいなものばかり。「7:38発じゃきりが悪いから、7:40発にしよう」なんてことは言わない。「お客様を一刻でも早く目的地へ」との精神のもとで、7:38になったらさっさと出発する。客もまた「きりが悪いから出発を見合わせます」なんて言われたら怒り出すだろう。

かつて、東進の林先生の「今でしょ!」が流行したが、結局のところ、これが真理だった。「きりの良さ」なぞ、気にする必要はないし、むしろ気にしてはならない。思い立ったが今、為すべきなのである。

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