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混沌の時代にこれからを生きるすべての人たちへ。迷いなく生きるための生命講義

2020年は歴史に残る年として、世界的な感染症の流行を機に日常は一変し、分断は加速し、来年のこともわからない混沌とした世界となりました。

この時代に、これからの未来を生きるすべての人たちへ伝えたいと思っていることを一冊の本にします。

私が生命科学の研究者・ゲノム解析ベンチャーの経営者として日々感じることは、生命科学の研究をしてその仕組みを知れば知るほど、そこに存在するというだけで生命はそれ自体が尊いということです。生命として存在するだけでただ尊く素晴らしいということは間違いのないものだと確信しています。

一方で「生まれてきたありのままで尊いこと」と「思考を止めて何もしなくていいこと」は同義ではありません。むしろ、ありのままの姿で生命として自身に自信を持つことが、より新しいことへの挑戦ができると考えています。逆説的ではありますが、皆さんの存在がありのままで尊いということが、皆さんの存在を新しいものへと進化させるということです。

そもそも生命とは、「個体として生き残って種として繁栄する」という原則に基づいてすべての生命活動を行っています。

「思考する」という行動は生物学的にはとてもエネルギーを消費する行動であるため、生物は思考しなくてもよい環境であれば極力思考をしない方を無意識に選択します。

つまり、思考停止を安易に責めることはできず、エネルギー効率を求める生命の原則に抗わないと私たちは意識的に思考をすることができないということです。

そこで「自分自身=生命」の仕組みを理解した上で、視野を自在に切り替えることができれば、遺伝子に備わった生物としての本能だけに捉われるだけの未来よりも、遺伝子に抗って主体的に良い未来を創ることができると思っています。

そもそも私たち人間は生命であるため、人間が起こす行動やその行動によって発生する問題を理解するためには、生命の仕組みを知って活かすことが助けとなります。
たとえば
・私たちなぜ多様性があるのか?
・個人に特有の意志とは何か?
・なぜ感情に振り回されるのか?
・なぜ生命は寿命を持つのか?
・時間とはどのようなものか?
・生命と時間との関係は何か?
など生命の原則を理解すると、個人の人生も、会社や組織経営も、社会も行動の選択が変わります。

これから待つ世界がどのような混沌とした世界であったとしても、私たちがなぜ多様性・意志・感情・寿命を持つのか、など自身の生命の仕組みを理解した上で、視野を自在に切り替えて考え主観を見出し行動に移せば、自然の理に立脚しながらも希望に満ちた自由な生き方ができます。

そんな「生命原則を客観的に理解した上で主体的に行動に移す考え方」を一冊にまとめました。

2021年1月8日発売予定です。是非多くの方々に読んでいただきたい内容となっています。先行予約発売にてお手に取っていただけると嬉しいです。

「生命の原則」を知れば、人生はもっと自由になるーー。
生命科学研究者であり、起業家でもある著者がたどりついた、一度きりの人生を迷いなく生きるための思考法!

◎コンテンツ例
・多様性の本質は「同質性」にある
・「仕事ができない人」は、視野の共有で解決できる
・なぜ、人類は非効率に見える感情を抱えて生きるのか
・利己と利他は対立しない
・生命は「失敗許容主義」を貫いている

◎こんな人にオススメ
・怒りや悲しみなどネガティブな感情に流されたくない
・意志を強く持ち続けたい
・組織作りやビジネスに生命科学の知見を応用したい
・チームや人間関係のことで悩んでいる
・何かに打ち込むための情熱がほしい

私が本書を通じて伝えたいのは、「生命には原理や原則があることを客観的に理解した上で、それに抗うために主観的な意志を活かして行動できる」ということです。生命原則を客観的に理解し、視野を自在に切り替えて思考することで主観を見出し行動に移せば、自然の理に立脚しながらも希望に満ちた自由な生き方が可能となります(はじめにより)。

◎目次
第1章 生命に共通する原則とは何か
  ー客観的に捉えるー
第2章 生命原則に抗い、自由に生きる
  ー主観を活かすー
第3章 一度きりの人生をどう生きるか
 ー個人への応用ー
第4章 予測不能な未来へ向け組織を存続させるには
 ー経営・ビジネスへの応用ー
第5章 生命としての人類はどう未来を生きるのか


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