【空中に投げられた石にとっては】
【空中に投げられた石にとっては…】
「空中に投げられた石にとっては、落ちるのが悪いことでもなければ、昇るのが善いことでもない」
自己啓発に明け暮れてた若い頃、思うように結果がでない時に、この言葉に救われたことがあり、今回ご紹介します。
この一節は古代ローマで哲人皇帝と呼ばれた、マルクス・アウレリウスの手記『自省録』のものです。
これは石にとっては、投げられて上がろうが落ちようがそれ自体は何にもならないということです。
まぁ、言葉通りなのですが、上がったら良いわけでも、落ちたら悪いわけでもありません。
この【石】という存在を【人生】や【自分自身】に置きかえ捉えていました。
生きていると今が上がっているか、下がっているか、良くわからない状態になることがとても多いです。(ずーーーーっとそうですが…)
何が良くて、何が悪くて…正解なんてどこにもなくて、選んだ道を正解にしようと生きていても迷う時は沢山あります。むしろ迷いっぱなしです。
話を石に戻しましょう。
石は投げられても蹴られても削られても、石なのですよね。
つまり、【 #どんな状態でも私は私である 】ということ。
上下は関係なく、大事なのは石が石であり続けるように、私という人間が私であり続けるというように。
この話を想いだしつつ、成功しても調子に乗らず、失敗しても気にしない。そして、やりたい事を思いきってやって人生を全うしていこうと改めて思うのでした。
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