瑠璃夫

 テレビでよく見る国際政治学者・三浦瑠璃氏の夫・三浦清志氏が4億2千万円を横領したとして、東京地検特捜部に逮捕されました。三浦瑠璃氏はテレビで見るのですが、そのご家族については良く存じ上げておりませんでした。この三浦清志氏、東大卒業後、外務官僚を経て、マッキンゼー&カンパニーで最年少マネージャーとなり、退社してからファンド会社勤務を経てトライベイキャピタル株式会社を立ち上げています。なんとも華々しい経歴ですが、逮捕されてしまっては元も子もありません。


 この事件について、解説しているYoutube等を観ていると、三浦瑠璃氏の「端的に言って、幸せすぎる」というtwitterへの投稿をやたらとイジっていました。そんな投稿、本当にあるのかと思って探してみたら、昨年の10月のものでした。うーん、そんなに遡ってイジらなくても良いだろうと思う一方で、多くの方に印象に残った投稿、もっとぶっちゃけると多く方の鼻についたのでしょうね。いずれにしても、単に出資したお金を横領したというだけで東京地検特捜部が動くとも思えませんので、事件はまだまだ根深いものがあるのだと思います。


 そうした中で、三浦瑠璃氏が有名なものですから、いちいち「三浦瑠璃氏の夫・三浦清志容疑者」という紹介をされています。その紹介を省略したのか、SNSでは「瑠璃夫」なんていう名前が流布されています。いや「三浦瑠璃 夫」なんていう表記もあるようで、「三浦瑠璃夫」なんて言われてしまうのは必然なのかもしれません。


 「瑠璃夫」なんて言われてしまうと、思い出すのは「風車男ルリヲ」です。「風車男ルリヲ」は筋肉少女帯の5thアルバム「月光蟲」の1曲目。大槻ケンヂの弾き語りから始まり、突如ものすごく激しいメタルが展開されます。学生の時にコピーを演らせて頂きましたが、まぁ、このドラム、裕一郎は良くぞ叩いてくれたものです。改めて凄いわ。で、この「風車男ルリヲ」ですが、激しい演奏と共に歌われる大槻ケンヂの世界観がもう訳が分かりません。大槻ケンヂといえば江戸川乱歩に影響されていることが有名ですが、SF小説なども多く読んでいたり、なんとも幅広い方です。少し掘り下げようとしたら、ポーランドのイヴァシュキェヴィッチなんていう、聞いたこともない作家の作品が出て来て、それがまた難しくて諦めました。そんな感じで、世界観に追いつけませんが、「風車男ルリヲ」から2曲目の「少年グリグリメガネを拾う」へのつなぎはなんともカッコいいです。マニアックな「デコイとクレーター」、全く違った雰囲気の「夜歩くプラネタリウム人間」や、ライブの定番「イワンのばか」など名曲ぞろいです。出世作の「元祖高木ブー伝説」の次のシングル「サボテンとバントライン」が入っているあたりに商売っ気も感じてしまいますが、こうした機会に「風車男ルリヲ」を是非お聴きください。




https://www.youtube.com/watch?v=iBrFsVQicYI

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