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会社名の由来|RICE Inc.

最近会社として対外的な活動がよく増えたから「なんでRICEなの?」ってよく聞かれることが増えたので、会社名の由来紹介しますー。(ちょっと長いっすw)

会社設立のきっかけ

  • 24歳でフリーランスとして独立したのち、がむしゃらにも思ってた何倍も上手くいって、1年半くらい経った頃。

  • 紹介経由でクライアントも増えてきて、まあいい感じ。

  • でも、漠然と「なんか飽きたなー」と思い始める。

  • 自分で生きていく+好きなことをする(その時は毎月海外いってた)ための、スキルと経験、お金はあるけど、そんなに変わりのない日常を生きてて。(旅は本当に楽しかった、仕事はいいクライアントにも恵まれた、ただ変わりなくと言う意味)

  • 「まあ、個人事業主の次は会社かー。」と思い、なんとなく起業することに。

会社で目指したいものってなんだろう?って考えてみた。

  • 動機はそんな適当な感じだったんだけどw

  • せっかく作るならちゃんと意味を持って作りたいと思い、会社を作るなら「何を目指したいか」ははっきりして、会社名も意味のある物にしたいと思って。

  • 会社名は、画期的でもカッコ良いい感じの名前でも、普通な感じでも、「意図が明確ならなんでもいい」とだけ思ってた。

  • ということで、「会社で目指したいものってなんだろう?」って考えた結果。

  • 個人が豊かな世界を作れて、それが会社の成長や拡大に繋がっちゃってる会社を作りたいなー。と言うのが答えとして出た。全部を救うのは難しいけど、少なくとも目の前の人がハッピーでいて、その輪を広げられる会社にしたいなと。

  • 逆で説明するとわかりやすいんだけど、別に大きい会社とか組織を作りたいわけではなく、ただただ関わるみんなが自分達の好きなことができて、好きなことができるのは実力に応じた対価となっていて、気が付いたら会社にはそんな人が増えていってて、なんか気が付いたら会社もちょーどいい感じに成長しちゃってるね、って言う感じ笑

  • 力がないと、好きなことをやり続けるって言うのも簡単じゃないけど、最初はできなくても諦めなければ学んで成長し続けて、最終力もついてしまい、好きなことできちゃってるみたいな感じを目指して

  • だから、利益のためにみんなが無理する会社ではなく、自分のやりたいことをやるために仕事して、やりたいことへの挑戦は自由な会社をつくりたい=個々人の幸福が世界の幸福度を上げるような会社を作りたいと思った。

  • シンプルにすると、目指すのは「幸福」だ。って言うのが結論。

会社名を決める軸を考えてみた

  • てかみんなどうやって会社名って決めてんだ?って思い、とりあえず有名企業の会社の由来を調べてみることに。

Appleは、当時ジョブズがフルーツ・ダイエットをしていて、社名がなかなか決まらないときにもリンゴを食べていたから。 ジョブズがビートルズのファンで、ビートルズが設立した会社名が「Apple Corps Ltd.(アップル・コア)」であったから。

出典:ググった

メルカリは、同社のサイトにある説明によると、「『マーケット』の語源であり、ラテン語で『商いをする』(mercari)」に由来

出典:ググった
  • なんか当時調べたの色々あった気がしてるんだけど、忘れてしまったので思い出せた2社のみ記載したけど

  • その時に調べて、最近の会社の名前の決定理由のタイプを下記のようにまとめてた。

  1. ダイレクトタイプ:思ったことや目的をそのまま名前に e.g. リクルート

  2. 省略タイプ:思ったことを省略 e.g. LIG(Life is Good)

  3. 謎な発想タイプ:謎な発想 e.g. Apple

  4. 英語にしてみるタイプ :とりあえずかっこいいから英語に、的な。 e.g. チャットワーク

  5. スペイン語にしてみるタイプ:とりあえずかっこいいからスペイン語に、的な。 e.g. メルカリ

  6. 造語タイプ:なんか作ってみたタイプ e.g. Mixi (人と人が交流するという意味、らしい)

  7. 比喩タイプ:思ったこと、目的を何かに比喩したもの e.g.  Wikipedia(「Wiki」はハワイ語の「Wikiwiki(速い)」から名付けられ、ページの更新が速いという意味が込められている)

  • 圧倒的に比喩タイプがクールだなーって主観100%で、比喩タイプにすることを決定。

こう言うのはケツを決めるのが大事。会社名きめきるか〜と思いロシアへ

  • まあウダウダ考え続けてもしょうがないから

  • せっかくなら普段しないことを一人でしながら、一人で考えて決め切ろうと思い

  • 寒いところ苦手だから、真冬のロシアに一人で行って会社名を決めることに。

  • 「もうその期間で決め切っちゃおう!」と思い渡航

  • 初ロシア、まあ寒い寒い。-11度。到着して外出てすぐ、死ぬかと思ったw


偶然の出来事がきっかけで、あっさり社名決定

  • まあそんなこんなでロシアにつき、そこでまあ新鮮な気持ちを味わいながらも、過去を一人で振り返ってれば会社名思いつくんじゃね?と思ってたんだけど、

  • 1つの出来事がきっかけで色々な動悸ができて、あっさり社名は決まりましたw

  • では、RICEの由来を紹介しちゃいまーす

由来1:北朝鮮レストランでの出来事

  • 北朝鮮レストランっていったことある?

  • 自分はロシアで始めっていったんだけど

  • ロシアは北朝鮮と国交があるから北朝鮮が外貨稼ぎのための北朝鮮レストランがあると知った

  • 世界30ヵ国くらい行ったことはあったけど、北朝鮮はもちろんなかったし、まあ初めての経験だし行ってみることに

緊張

  • てかまず辿り着くのが大変だった

  • ロシアって、uberとかもないから、廃車アプリも自国のもの。何が大変って、全部ロシア語w解読不能だからなんとなくの予想でピンした場所に届けられる仕組みw

  • そんなこんなで到着するとこんな感じ

  • (あやしくないすか?笑)

  • 入店前に撮影禁止などの注意事項が言われ、どきどきで入店

普通

  • 入店して席に着くとこんな感じ(こっそり撮影笑)

  • 綺麗だなーって思ってると女の人のウェイトレスがメニューを持ってきてくれた

  • 冷麺とかあって、韓国料理屋のメニューとおんなじ感じ

  • ウェイトレスの女の子は普通に英語を喋れて、普通にコミュニケーション

  • 「どれおいしい?」的な。「これうまいよ」的な。

  • 普通に話して、普通に頼んで、期待以下に普通だった

  • ご飯も普通に美味かった

ぼーっとしてるウェイトレスの女の子

  • ご飯を待っている間、北朝鮮について調べていた

  • 今もまだ人口の30-40%は飢餓状態的なことが書いてある記事を発見

  • 政治のことは評論するほどのものではないけど

  • 記事を見ながら、北朝鮮の人達の気持ちを想像してた

  • ご飯が来て、食べる。普通に美味い。

  • 綺麗なお皿に守られた冷麺は独特のコシがあって、韓国の冷麺とは少し違うけど普通に美味しかった。

  • 「普通にうめーな」って思って顔を上げると、ぼーっとしてどこかを見続けているウェイトレスの女の子。

  • 自分も飲食店のアルバイトを長くやってたんだけど、アルバイト中どこがぼーっと見ている時って、まず間違えなく「仕事と全く関係ないことを考えている」

  • この子は何を考えてるんだろう、って考えた時、さっきまで見ていた記事を思い出す。

  • もしかしたら、この子の家族は飢餓の状態かもしれない。家族のことを考えているのかもしれない。

  • 家族のためにロシアに来て外貨を稼いでいるかもしれない。自分の目の前に盛られている冷麺は、彼女の母国の料理だけど、きっとこんなに綺麗に盛られてないんじゃないか。どんな気持ちで今ロシアで仕事をしているのか。全部勝手な想像だけど、考えれば考えるほど、いろんな想像が膨らんだ。

  • 事実はわからないし、勝手な解釈だけど、もしそうだとすると、普通にご飯を食べれるってだけでやっぱり幸せなのかもしれない。

  • やっぱり?と自分が思ったことに疑問が浮かんだ、そして次のことを思い出す。

由来2:ブラジルの農家での出来事フラッシュバック

  • やっぱり普通にご飯を食べれるだけで幸せ、って思った時、世界を旅していた22歳、ブラジルの農家で1ヶ月働いていた時のことを思い出した。

  • ブラジルの首都、サンパウロから約1,000km、バスで28時間の旅を経て到着したミランドポリスという田舎町

  • 1900年初頭に、兵庫だっけ?の弓場さんという一家が集団疎開をして築き上げて今も続いているブラジルの日系コミュニティ

  • 東京ドーム1,000個分の敷地で(本当に広いw)、自給自足をして暮らしている。

  • 野菜も果物も、肉も魚も、自分たちで育てて、自分たちで収穫して、自分たちで料理して暮らしている人たち。

  • 旅の最終局面でお金のなかった自分は、そんな経験をなんとなく求めつつ、働く代わりにご飯と寝床が無料という話を聞き、飛び込みでバスで28時間旅してその地に。

結論

  • 結論、本当に大変だった、でも本当に行ってよかった。

  • 何回もブラジルの過疎地からダッシュで逃亡しようとしたし、肉体的に本当に辛かった。おそらく今でも人一倍タフで、あんまり物おじしないのはこの時の経験が大きいw

  • まあまずは、農家での1日のスケジュールを紹介しましょう

ブラジルでの1日のスケジュール

5:30am:起床
6:00am:角笛に合わせた犬の遠吠えと共に、朝飯、開戦(途中から筋肉増量のために大量のフェジョン(豆料理)を摂取)
6:30am:トラクターに乗り仕事場へ
7:00am-12:00pm:収穫やカルピ(草刈り)
12:00pm-1:00pm:角笛に合わせた犬の遠吠えと共に、昼飯
1:00pm-7:00pm:収穫や出荷、たまにカルピアゲイン
7:00pm-8:00pm:角笛に合わせた犬の遠吠えと共に、夜飯
8:00pm~:お風呂に入ったり、カイピリーニャ(ラム酒)飲んだり、ストリートサッカーしに行ったり
12:00am:就寝

では、会社名の由来の話からされてるようで逸れてない、ブラジル農家やばかった経験ランキング、行きますねw

やばかった経験ランキング第3位:ヒアリと危ないモスキートフィーバー

  • 作物を育てるために、まず畑を耕すことから始めるんですね。

  • クイみたいな持って、ひたすら広大な地の土を耕す。ちなみに耕すはポルトガル語でカルピ、パイナップルはアバカシです

  • まあ大変、マジでやばかったのが vs ヒアリ

  • ウッカリヒアリの巣を当ててしまうと、アリ達が爆裂ダッシュで体に昇ってくる

  • 噛まれると、すぐにパンパンになって膨れ上がる、しかもめちゃくちゃ痛いw

  • ヒアリが危ないって言われてた理由、身にしみて感じて妙な納得感。巣を当ててしまったらとにかく反対方向に全力ダッシュするという技も覚えた(それでもよく噛まれてた笑)

  • そしてもう一つやばかったのが、vs モスキート

  • まあ仕事終わり疲れてるんですね、サトウキビで作られたラム酒「カサーシャ」に、氷とライムを入れてロックで飲むのがめちゃくちゃうまくて

  • 調子に乗って数杯飲むとあっという間に飛んじゃうんだけどw 気づいたら自分の寝床で目を覚ますことが多々あって、そういう時は起きると大体蚊帳の外で寝てて

  • ブラジルでデング熱流行ってた時期で、蚊も多いから寝る時は蚊帳をするんだけど、酔うと大体うまく入れてなくて、起きるともう滅多刺しw

  • 体調は悪くなわなかったけど、ブラジルの蚊ってほんとに強いんだよねw 日本にいる大抵の蚊では痒い、って思わなくなったw

やばかった経験ランキング第2位:トウモロコシフォーエバー

  • 1年に1回の大イベント、とうもろこしの収穫時期にちょうど被った私

  • トラクターで畑に到着、背丈の2倍くらいあるトウモロコシ畑

  • 基本トラクターで刈り取るんだけど、トラクターが通るところは人間が刈り取ってからトラクターを走らせるらしい。

  • フォーメーションは、左右にカゴを持ったお爺ちゃんを配置、センターにワシ。畑に突撃して俺が両サイドのトウモロコシをひたすらモギモギしておじいちゃんのカゴに入れる

  • まあこれが本当にとんでもなかった。何がとんでもなかったかというと

  • 先の見えないトウモロコシ畑、真夏の炎天下の元、喋らないおじいちゃんのカゴに、ひたすらトウモロコシをモギモギスローアウェイ。いつ終わるのかもわからない。ゴールがどこかもわからない。

  • 本当に辛かったのが、畑埃。皮膚は被れて、肺に埃が入ってくしゃみも咳も止まらない。本当に喘息みたいになってw

  • 1日中モギモギして道の先に終わりが見えて、ようやくゴールだ!って思ったらあとこれを7日もやると笑

  • 流石にもう無理だと思い走って逃げようと思ったけど、よく考えたら逃げる場所もない笑

  • 寝たら時も喘息止まらなくて死にそうになりながら、なんとかモギモギしきって、トラクター滑走。脱穀してる地獄絵図がこちらw

  • そう、これ、人間の食べるトウモロコシじゃないんです。乾燥トウモロコシは豚さんの1年分のご飯らしい。

  • 本当に死ぬかと思った、まじか、トウモロコシフォーエバーって思いながら畑を突き進み続けた経験、マジでやばかった、、

やばかった経験ランキング第1位:いただきます、の意味とは

  • 死にかけながら収穫したトウモロコシは自分たちが食べるものじゃなかったんだけど、

  • 収穫が終わった後、豚を絞めた。締めた豚を調理してもらって、トンカツが食卓に出てきたんだけど

  • あれ、これ食物連鎖じゃね?ってふと思った。

  • 👶育てる→🌽←食べる🐷←食べる👶

  • 飯を目の前にして涙が出てきて、生きててよかっだーーーって思った瞬間

  • 始めて、心の奥底から色んな気持ちのこもった「いただだきます」が出た時、だから「いただきます」なのかっていう、今まで当たり前のように言ってきた言葉の本当の意味がわかった

  • ご飯を食べれるって、なんて幸せなことなんだ、って

  • そう、ご飯を食べられることって幸福なんです

由来3:もう一押しの意味合い、バッチリヒット

  • ロシアでの体験をして、ブラジルでの経験を思い出して

  • 自分の目指す「幸福」を比喩すると、ご飯=RICEだ。

  • あれ、よくね?って思って、もう一押しの意味合いがあれば完璧だった。

  • 実は最終的にやりたいことは、教育。学校の授業は好きじゃなかったけど、世界を旅して帰国したのちから、教育をやりたいと思ってて。

  • 自分は本当に変わった。旅を通して、出会いを通して、仕事を通して、遊びを通して、本当にありえないくらい恵まれてると思った時、自分がしてもらったように世の中に何かを還元したいと思うように、それを使命感として捉えるようになる

  • 人間の運命は生まれる前から決まってなく、後天的な出来事で変われる。良くなれるし、悪くもなれる。

  • つまり、後天的に受ける教育は人を変えることができる、人を変えられれば世界を変えることができる。

  • 良い教育ができれば、世界をほんの少し良くできるかもって思って、教育をしたいなって思うように。教育の意味合いもつけられればRICEは完璧だなーって考えてみた

  • Realize Interest Change by Education = RICE

  • あらあら完璧じゃないっすかw ってなり、

  • 帰国日の朝5時に凍ったオホーツク海の目の前のサウナハウスで、会社名は無事RICEに決定

  • サウナ後の水風呂として、凍ったオホーツク海に1人で落ちて裸で床の上を変な声を出しながらダッシュw

  • そこから帰国して、法人登記しましたー

以上、これがRICEの名前の由来でした!

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