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負けること、上達すること 【246/200】

ヤマカワタカヒロです。

9/16は2日分生きた感覚でした。

朝〜午前:PgMP認定試験

朝、5時半に起きて早朝からのPgMP認定試験の最終関門、4時間170問All EnglishでのCBT(コンピュータでのテスト)を受けました。

PgMP(プログラム・マネジメント・プロフェッショナル)いうのは、プロジェクトマネジメントの国際認定資格PMPのさらに上級の認定資格です。

PgMPについてはこちらのnoteでわかりやすく解説くださっているのでぜひ。

昨年取得したPMPを通じて、自分自身のプロマネとしての専門性を高めていく意欲がわいたこと、そして、実際に自分がビジネスで積み上げてきたキャリアがどちらかというとPgMPやPfMP(もう一つの上級資格ポートフォリオ・マネジメント・プロフェッショナル)の領域であるとわかったことから、今年、勉強を始めました。

PMPは国内でも多くのホルダーがいることもあり、試験も日本語対応していますし、対策教材も多く存在しています。

しかし、PgMPとPfMPは国内に2022年時点でそれぞれ20名前後の資格保有者しかいません。
認定試験もすべて英語であり、かつ、ほぼテスト1本で認定が決まるPMPとは異なり、自身のプログラム経験がPMIの定めるPgMPのナレッジに基づいた実務経験を積めているか、を問う職務経歴書レビューが2段階で行われます。
これもすべて英語で、PgMP標準で定めている専門用語で、標準で定めている手順・プロセスの理解を前提に、自分の実務経験をそれらに合わせて論述説明することが求められます。
4時間170問のテストの受験資格は、これらの職務経歴書レビューをpassした者のみに与えられます。

この職務経歴書が本当に難しかった。。
1次レビューは無事に一回でpassしたものの、より詳細論述(専門5領域×500単語)が求められる2次レビューで1度目のfail(不合格)を食らいました。

日本人PgMPを増やす活動をされているPMI日本支部メンバーの方々にアドバイスをいただき、2回目の申請でなんとかpassしました。

それから最終関門の4時間170問の試験を予約し、3ヶ月間(自分なりに)必死に勉強して、本番に臨みました。

結果はfail(不合格)

惜しいとも言えない成績で、清々しいほどの完敗でした。

正直、ビジネスキャリアにおいて、これまでの実務経験とPMPを持っていれば、ある程度恥ずかしくないレベルの価値は提供し続けられるとは思います。
今後のビジネスキャリアの年数と、PgMPの価値が国内で高まるまでのリードタイムを考えると、今、わざわざしんどい思いをしてチャレンジする必然性も高くはないような気もしています。

でも、やっぱり、チャレンジしたいなと思うのです。

この勉強のプロセスで、実務経験に理論としての裏付けを得て、グローバル標準の形式知として使いこなせるようになれたら、もっといい仕事ができると確信しているので。


午後〜夜:the Brand-new Amsterdamでのライブ出演

4時間170問、全力を出し切った後の失意の中、いったん帰宅。
疲れと眠気が襲ってきたので20分ほど仮眠をとって、荷物をまとめて下北沢に向かいました。

今回はリードギター欠席でスリーピースでの出演のため、ギターのフレーズを入念に確認・練習して臨みました。

「これもライブの醍醐味」などと言ってはいけないけど、いろいろと機材トラブルがありつつ、なんとか3人でフォローし合いながら楽しく演奏できました。

ブランニューは歌ものバンドなので、ボーカルの歌を最大限に活かすサウンドづくりを心がけていますが、今回はPAさんと一緒に狙い通りの音をつくれたと思います。

ライブは、チームワークでの創作活動。
メンバーだけじゃなく、ライブハウスのスタッフの皆さん、対バンの皆さん、そして何よりお客さんたちとの共同作業。

自分たちの信じている音楽で、その時ライブハウスにいるみんなと幸せな時間をつくる。

その一瞬のために生きてるんだよなぁと、毎回のライブで思います。

同時に、もっともっとうまくなりたい、いい楽曲を書きたい、ライブのクオリティをあげたい、そう思います。

今回のライブも、対バンした皆さん、それぞれクオリティ高い演奏で、とても勉強になりました。

楽曲の構成、メロディラインやコード、フレーズの重ね方や楽器の音量や帯域のバランス、そして何よりリズム。

今回のライブに向けても、自分なりに、自分たちなりにテーマを持ってクオリティを上げる練習内容と練習量を確保したものの、プロレベルとのクオリティのギャップは果てしなくあって、上達すればするほど、そのギャップの大きさや深さについて、解像度が上がって見えてくる感じがします。

正直、定期的に集まって楽しく楽器を鳴らす、という目的においてしまえば、今のままで何の文句もないのです。
自分自身が感動したり憧れたりするアーティストや、自分自身の「こうありたい」に負けていると認識しなければ。


負けることから、上達へ向かう

負けを受け入れるのはしんどい。
でも、当たり前だけど、勝ち続けることなんてできないわけで。
負けたくなければ、できる限りチャレンジせず、自分が勝てる領域でセルフブランディングを高めていく、みたいな道になるのだろうと思います。

でも僕にはその選択肢は考えられない。

ただ、単純に、上達することでもっと高い価値を提供できるようになりたいのです。

そのためには、チャレンジして負けて、そこから学んで再チャレンジして、の繰り返ししかないのです。

昨日は手痛い負けでした。

おかげでまた、僕は上達します。

次はみてろよ。


noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。