見出し画像

自分が脅威と感じる選手は全てライバル。湘南ベルマーレ入団内定の大津高・福島隼斗の持つ隠しきれない闘争心。

11月19日、都内で行われた第97回全国高校サッカー選手権大会組み合わせ抽選会。

3年ぶりの出場を果たした大津高のキャプテンとして、来季から湘南ベルマーレ入りが内定しているDF福島隼斗は、壇上に上がってクジを引いた。

彼が引いたのはトーナメント番号16番。隣の15番には今年のインターハイ準優勝の桐光学園の名前が。一回戦最大の好カードが誕生した瞬間だった。

「抽選会に行く前に、みんなから桐光学園の名は挙がってはいませんでしたが、『青森山田とやりたい』など初戦で強豪とやることを言っていました。そこで桐光の隣に自分が入って行く形になったので最初は驚いたのですが、西川潤という戦いたい選手が居るチームなので、『楽しみだな』と思っています」。

西川潤。

桐光学園のエースはまだ2年生だが、U-16日本代表の絶対的エースストライカーであり、早くもJの10クラブ近くが獲得レースに乗り出そうとしている逸材中の逸材だ。

桐光学園との対戦が決まった瞬間、福島の頭の中には西川潤の名前が浮かび、同時に闘志に火を点けた。

ここから先は

2,818字 / 6画像

¥ 200

これまで22年間、全国各地、世界各国を飛び回ってきました。今後もそうした活動を継続したいと思っております。もしサポートを頂ければ、これからの更なる活発な取材活動に活かしていきたいと思います!よりディープな話題、選手の本音を引き出し、有意義なコラムと写真を出して行きたいと思います。