安藤隆人

取材歴23年、フリー歴14年。元銀行員のサッカージャーナリスト。ユース年代を中心に活動をし、延べ40カ国を訪問。現在はNumberWebで『ユース教授のサッカージャーナル』を連載中。書籍8作。最新作は湘南ベルマーレ梅崎司の半生を描いた『15歳 サッカーで生きると誓った日』

染野唯月にとっての上田綺世。鹿島アントラーズ内定の裏側にある共存とライバル関係の未来予想図

尚志高校の大ホールで行われたFW染野唯月の鹿島アントラーズ入団発表会見の後、染野と話した時、疑問に思っていたことをストレートにぶつけてみた。

「上田綺世が先にアントラーズ入団内定が決まっていたことに、自分の進路への決断への影響はなかった?」と-。

上田は法政大学出身の3年生で、染野と同じ鹿島アントラーズの下部組織出身。

染野はアントラーズつくばジュニアユースだったが、上田はアントラーズノルテ

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ポーランドの地で経験した『今までになかったようなボールタッチ』。山田康太が味わった些細な勝負の分岐点。

何気ないシーンだった。しかし、そのシーンは山田康太にとって、一生忘れられないシーンになった。

「今までなかったようなボールタッチをしてしまった」――。

U-20W杯ラウンド16のU-20韓国代表戦。0−0で迎えた84分、日本は韓国に痛恨の決勝弾を許し、0−1の敗戦を喫し、この瞬間に大会を去ることになった。

「失点に直結しているわけではないですが、『あれがなかったら…』と思うと、自分の責任でも

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日大4年の舘幸希、湘南ベルマーレへ加入内定!尊敬する偉大なる先輩・坂圭祐と再び同じチームに!

6月21日、日本大学のDF舘幸希の来季湘南ベルマーレ加入内定が発表された。

このニュースを見て、『小さな巨人』として注目していた高校時代を思い出した。舘は三重の名門・四日市中央工出身。彼の1学年上の兄である舘和希も四日市中央工に進学し、兄の背中を追うように進学したのだった。

173cmと大柄ではないが、CBとして対人の強さと空中戦の強さを誇り、身長のハンデを感じさせないハイレベルな守備を見せて

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不屈の男・深井一希がずっと抱えていた『影』。暗い闇を抜けた先に芽生えたA代表への想い。

北海道コンサドーレ札幌のボランチ・深井一希の視界は今、一気に開けようとしている。

彼は過去に3度の前十字靭帯断裂という大けがを負っており、その度に復活して激しく戦うプレーを見せることから、コンサドーレサポーターから『不屈の男』と呼ばれている。

(写真は2011年のU-17W杯メキシコ大会での一枚。下の部分でも懐かしい写真を掲載しています)

北海道に生まれ育った深井は、小学生の時からコンサドー

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ガンバ大阪内定の関西学院大MF山本悠樹。あの夏のあのゴールが忘れられない。

関西学院大学のコントロールタワーで、ユニバーシアード日本代表にも選ばれているMF山本悠樹の来季ガンバ大阪加入内定が発表された。

ガンバサポーターにとって山本と言えば、昨年の天皇杯を真っ先に思い出すだろう。

関西学院大は天皇杯2回戦でガンバと対戦。山本は正確無比なパスと、効果的な仕掛けで攻撃の中枢を担い、延長戦の末に2−1でガンバを破るジャイアントキリングの立役者となった。

今季は本職のトップ

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手応えのシーズンが一転し、負傷からのスタートに。復帰と今季初出場を果たした、湘南ベルマーレ・金子大毅が把握する現在地。

5月31日のJ1第14節・湘南ベルマーレVS横浜Fマリノスの一戦で、ベルマーレのMF金子大毅は今年初の出場を飾った。

アクシデントは開幕前に起こった-。

キャンプを終え、湘南に戻り、あとは開幕を控えるだけだった。とある練習試合で金子は接触プレーで負傷をした。

しばらくは様子を見ていたが、結果的に右腓骨筋腱脱臼と診断され、開幕を前に離脱を強いられた。3月11日に手術を行い、リハビリを重ねた結果

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