見出し画像

コンサドーレの大卒ルーキー・高嶺朋樹。忘れもしない『あの夏』から実現した恩師との『共闘』。

ルヴァンカップ開幕戦・サガン鳥栖VS北海道コンサドーレ札幌の一戦。

スターティングメンバー発表が終わり、選手入場する前にピッチサイドでカメラの撮影ポイントを探していると、コンサドーレベンチに向かって四方田修平コーチが歩いてきた。

「こんにちは」と挨拶を交わすと、四方田コーチは「朋樹がスタメンだね」と満面の笑みを浮かべて返してくれた。

本当に満面の笑みだった。普段はクールな四方田コーチがあんな表情を浮かべるのは、やっぱり教え子への愛だった。

今季、筑波大から加入したMF高嶺朋樹は北海道出身で、コンサドーレU-12からU-18までコンサドーレの育成組織で育った選手。トップチームに昇格できず、筑波大に進学した。

一方で四方田コーチは2004年から2015年までコンサドーレU-18の監督を務め、2015年7月にトップチームを指揮していたイヴィッツア・バルバリッチ監督の後任としてトップチームの監督に就任をした。

この2015年、高嶺はコンサドーレU-18に所属する高3の選手だった。

恩師との別れは突然やってきた。

※本文、写真の無断転載、スクショによるSNS等への投稿はいかなる理由であろうと禁じます。

※単発での購入も可能ですが、月刊で「安藤隆人の取材ノートとカメラから紡ぎ出す物語 」を定期購読していただくほうがお得です。


ここから先は

3,160字 / 4画像

¥ 300

これまで22年間、全国各地、世界各国を飛び回ってきました。今後もそうした活動を継続したいと思っております。もしサポートを頂ければ、これからの更なる活発な取材活動に活かしていきたいと思います!よりディープな話題、選手の本音を引き出し、有意義なコラムと写真を出して行きたいと思います。