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愚者でも賢者でもない、僕は「凡」という話。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」

オットー・フォン・ビスマルクという人が残した名言だそうです。これについて、思うことがあったので、今日はそのことについて、書いてみたいと思います。

IQという指標があります。IQは頭脳指数というもので、脳の能力を数値で表したものです。IQはあくまで指標であって、人の優劣を決めるものでは無いと僕は思っています。

僕は頭脳指数が高い方ではないという自覚があります。これについては、ビスマルクの言葉が表しています。「愚者は経験から学ぶ」僕は今まで失敗ばかりしてきました。

僕は経験から学んできました。しかし、歴史も知っています。

それでは、なぜ、僕は失敗ばかりするのでしょうか?ビスマルクなら「歴史に学んでいないからだ、この愚者め」と言うでしょう。

しかし、僕は事前に情報を得てから、アクションを起こし、そして、失敗します。

失敗の原因は、「歴史に深く学んでいない」からだと思います。歴史を知ってはいるが、そこから深く学べていないのです。

例えば、一つの情報があるとします。この情報には、色んな枝があります。

要は、一つの情報でも、その情報を深く理解するためには色んな情報が必要で、一つの情報を得るためには、色んな情報をリンクさせなければなりません。

具体的な例を挙げると「貯金するより投資した方が資産になる」という情報があるとします。

この情報を鵜呑みにして、貯金を全額下ろし、投資信託に全ての貯金を投資する人は滅多にいないはずです。

何故なら、その情報だけでは深い学びを行えていないので、失敗するリスクしかありません。

ある情報を理解するためには、その情報にあるたくさんの枝を理解する必要があります。

貯金の利率が低い。投資は経済活動であり、経済活動が活発になることによって経済が発展する。

世界全体の経済が発展すれば、全体の株価が上がる可能性がある。株価が上がれば、投資した株の、配当が増加し資産価値が増える。

なので、世界全体の経済が成長する伸びしろがなければ、また、会社の価値が上がる見込みがなければ、投資しても資産が増えるわけがない。

その他にも一つの情報についた枝は、無数にあり、全てを網羅することには、とてもエネルギーと脳を使います。

しかし、僕たちはその情報の多くを既に得ているのです。

例えば、中学校の社会の授業やテレビのニュース、ネットニュース、facebook、Twitterなど、僕らは情報の雨に濡れてきました。

びしょびしょです。しかし、びしょびしょの僕らは、その一つ一つの雨粒を覚えているわけがありません。

中には、雨に濡れたことさえも忘れてしまっている人もいるでしょう。

僕の感覚だと、頭脳指数の高い人って、雨粒の一つ一つを覚えている人、覚えていなくても何故雨が降るのかを考えることができる人、無数の枝の存在に気づくことができる人、事象の結びつきを複合的に考えることができる人だと思います。

僕は「凡」という字のごとく、あらゆる能力が平均的な人間だと思います。しかし、そのおかげで、上述のように、自分なりに色んな分析をするようになりました。

ところで、先日、田川市にあるいいかねパレットという施設でエッグ矢沢さんという芸人のトークライブがあったのですが、それがとても面白かったので、リンクを貼っておきます。

トークセッションの相手である、㈱BOOKの樋口代表が、動画の中でIQのことを話しているのですが、そこがめっちゃ興味深いのです。樋口代表はメンサ会員で、めっちゃIQが高いのですが、いわゆる浮きこぼれの話をします。

めっちゃくちゃ面白かったので、是非御覧ください。




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