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領域展開について4:「繰り返し」の力

小学校の頃から、コツコツやること、繰り返し努力することが嫌いだった。

小学校6年の時、お正月過ぎてからクラスに来た代理先生が卒業祝いに書いてくれた言葉を、よく覚えている。

「目標に向かって一歩一歩努力せよ。」

私は、この言葉を、嫌いすぎて覚えている。
不遜な小6の私は、「これから世界に羽ばたく私たちに、なんて地味な言葉を送るのだろう。」と思った。もっと、ビャッとした、派手な言葉が欲しかった。

母に見せたら、感心した感じで、「良い言葉だね。」と言ったのも覚えている。


でも、今ならわかる。できるまで繰り返し「コツコツ」やることこそ、成功する秘訣だと。


そう。私の好きな人たちは、みんな、上を目指して、負けても(失敗しても)繰り返し、繰り返し、立ち上がって前に進んでる。


『ハイキュー 8』第69話。武田先生が、インターハイ宮城県予選3回戦で青葉城西に負けて、ケンカをしている日向と影山にかける言葉。

”負け”は弱さの証明ですか?
君達にとって”負け”は試練なんじゃないですか?
地に這いつくばった後、また立って歩けるのかという
君達がそこの這いつくばったままならば、それこそが弱さの証明です


そう。“負け" = "自分はダメな奴" ではなく、"負け" は成長のためのステップ。日向と影山だって、失敗しても、繰り返し、繰り返し、繰り返し、繰り返し、練習して、練習して、「世界」の舞台に立ったわけだ。


『東京リベンジャーズ』のタケミチ。譲れないもののために、カッコ悪くても立ち上がる。タケミチが「主人公」たる所以だ。


『呪術廻戦 7』第58話。瀕死になった伏黒恵が、五条悟に言われた言葉を思い出す。

本気でやれ
もっと欲張れ


そして、伏黒は、「限界を超えた未来の自分」をイメージして、(たぶん)初めて領域(「嵌合暗翳庭」)を展開してみせる。追い詰められから本気を出せるのは伏黒恵の強さ。


私が好きな漫画やアニメのキャラたちが、どんだけ「負けた後にも頑張れるのか」を言い出したらキリがない。

なるほど。領域展開する秘訣は、繰り返し、繰り返し、できるまで努力することだった。

ハイキュー・田中龍之介の名言。

できるまでやればできる

今日から、私も頑張ろう!





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