2017/12/25 綺麗な字
彼は、手が届きそうで、届かない。そんな人だった。
字が上手くなればいいなぁと、思うけれども、そう切実でもない、でも、綺麗な字の人を見ると、「こういう人には一生なれない」と、思わされるような、そんな人だった。
まるでイーストウッドの映画のように予告編だけでお腹がいっぱいになるような。ドラえもんで言えば、出来杉君のような。
だから、社会人になって数年して、イベント関係のお仕事の会場で彼を見つけたときは、まさかお茶できるなんて思わなかったし、しかも、その時に、彼女いるいないの