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生後4ヶ月の新生児とワンオペで飛ぶ耐久14時間フライトFrom Paris to Tokyo

ということで。
娘も4ヶ月を迎え。
この10月末にパリのCDG空港から東京のHND空港にワンオペで飛んだ私。

今までは私一人。
空港を間違えたり、パスポートを間違えたり、日にちを間違えたり、時間に間に合わなかったり、海外の広い空港でTranjetに間に合わなかったり、それからコロナ禍ではPCR検査が陰性だったのに何故かFileが開けず危うく乗れなくなりそうだったり、フランスに戻る時フランス政府は”Open”したと告知してたのに日本の外務省の指示が遅く出発5分前まで乗せてもらえなかったり。まだまだ有るよ。愛息子(ネコ)のお引っ越しでTokyoからParisまで飛んでネコを適当なとこに置かれて空港中探し回った事、などなどざっと思い出しただけでもまあ盛り沢山だったが それでも私一人なので何とでもなった。
如何様にもで対処出来たのだが。

今回は基本ほぼ意思疎通の出来ない新生児とのフライト。

うちの姫はほぼ夜泣きもぐずる事も無く 実は意思疎通もお腹の中にいる時から案外出来ている。例えば7ヶ月で実家でECO検査したら逆子だと判明。
その為お腹に向かって”まだそのままでも大丈夫だけど生まれてくる前には頭を下にして頂けたら助かる”と声を掛けお願いしたらその瞬間”ぐりん”と回転してくれたり。
”若くないんで、出来るだけシュパッと長引かず出て来て頂けると”とお願いしたら分娩台に乗って20分、3Pushでご誕生なさった。
結構お願いすると明確に聞いて下さるのだが。如何せんお腹の中から出て来てのフライトは初めて。(ちなみに妊娠中は初期と7ヶ月の時と合わせて4回Paris~Tokyo間 長時間フライト経験済み。うち2回はうロシア迂回経路)

しかも密閉された室内。ちょっと位泣くのはみんなも許してくれるだろうが、ギャン泣きされた日にはマジ ムンクの叫び状態。更にワンオペ。
想像しただけできつい、キツ過ぎる。

でもこればっかりはどうにも出来ない。取り急ぎ”泣いた”時に出来うる限り対処できる様 地上での予行練習を兼ねて"泣く”要因を分析し対処法を明確にした。
更にはBebeに向かって状況説明。密室の中14時間。辛いのは分かるが泣かれると
母は非常に辛い、、とつぶらな瞳に向かって話しかけた。

チュパチュパ必須。



でも気圧の変動あるし、未体験だし、、、とかワンオペ母の不安と妄想は膨らむ。

その前に 

生後8日〜2歳未満の幼児をつれたワンオペフライトについて解説しよう。


まず。今回搭乗したのはANA. 正確にいうとLufthansaとのCode Share便でOperated ANA.つまりANAの機体でANAのサービスで行くよって事。

意図した日時のフライトチケットをANAのHPから購入しようとしたら見当たらずルフトハンザで見つけたので同じGroupだしCode Shareしてるだけだから購入後のBaby Bedの依頼やSupportの依頼過程も大差なかろう、、と軽い気持ちで購入。
詳細は以下

がこれが大間違いで。運行はANAだがチケット代を支払った先はルフトハンザ、というややこしさで。結局幾ら電話を掛けてもANAとルフトハンザをたらい回しに何時間も何回もされ”これが業界大手の対応?”と本気でブチギレたこと数知れず。本当に最悪だった。

が。基本そうでなければ(日本国内で航空会社のHPから買ったら)ストレスなくワンオペ乳幼児を抱えたフライトは事前予約で以下のサポートが受けられる。

1.Baby Bedの設置(10KG以下のお子様)→座席指定にはなるがそこが空いていたら、そしてBabyBedの空きがあればこれを離陸後備え付けて貰える。

2.ワンオペ3歳児連れの場合。 事前予約でチェックインから搭乗までFirst Class並みのSupportが受けられる。
先ずCheck inは並ぶ必要は無く優先的に空いてるところでして下さり(ここでBaby Cartを借りられる予定が今回は何故か無し)その後手荷物を先導して下さるスタッフが持ちマンツーマンで別口の搭乗口へ誘導。
その後もSpecial Lane(クルーたちのLane)でパッパと手荷物検査から何から何まで待つ事なく終了。
後Longeまでご案内。後搭乗時間15分前にはPIck Up。のち搭乗口までご誘導、そして搭乗開始前から先に畿内にご案内。

3 機内では(予約してる場合)BabyBedの取り付けを離陸後ベルトを外せる様になったら設置。荷物等の出し入れもお手伝いが付き、ミルク用の飲料水も哺乳瓶の中に依頼したら対応して頂ける。
おむつも予備もあるがM,Lサイズのみ。ミルクも備えは有る。
ただ、今回コロナが開けて混雑していたのもありミルクの”お湯だけください”といったがミルクが入っていたり”常温で”とお願いしたのがチンチンで来たり、、と言うのは致し方なし。

4.HND到着後 降りるのは全員が降りた最後。ワンオペ組は係の方の誘導で又別ルートでスーツケースのPick Up場所まで。ここからは各自のスーツケースを取り解散。

ちなみにオムツを交換できる場所は1箇所。決められたトイレのみ。
産後8日〜2歳未満児の国際線フライトチケットの価格は大人のフライト料金の10%(席なしの場合) 座席予約する場合は75%。ただこの場合23Kgのスーツケース一個預入が可能なので10%でそれはお得かと。
そしてベビーカーの預入は無料。手荷物として機内に持ち込む場合は大きさのルールが有るので確認した方が良い。(例えばフランスで使用してるBaby CarはYoyoのBaby ZenというものでAirfranceと共同で開発した機内持ち込みOK!と謳ってるヤツなのでこういう場合は確認しなくても心配ないかと。)
確か国内線は3歳未満はタダだったかと。

付け加えると。ネコちゃんの場合各航空会社で運賃は多少違うと思うがうちの場合
~6kg未満だと一律¥37000-(AIr France)
そして日系だと猫ちゃん、わんちゃん共に客席には連れて入れないがAirFranceは客席OK(Premium Economyまで。確かBisiness、First classは不可)

JJも13時間フライト 一度も鳴くことなくホントにお利口さんだった。


そして一人の乗客につき1匹まで。なので私は猫ちゃん2匹を一人で連れて行くためにTokyo~Paris間を2往復した。(猫ちゃんやワンちゃんが確か6ヶ月未満の場合2匹一緒でも可能だった気がする。さらには重量制限も有り)

こうしてみると乳幼児よりネコちゃんの方がフライト料は高いし、なんの特典も優先もない。これはちょっとどうなのかしら、、と思ってしまう。

今回ワンオペ乳児組が私を含めて3組搭乗。うちお一人のお母さんと着陸後スーツケースのPickUpまでご一緒し  話をしたのだが 彼女のBebeは5ヶ月の男の子。フライト中殆どずっと泣いていて立ってあやさないと泣き止まなかったとのこと。

お母さん、最後は泣き出してた。そりゃそうだ。ただ伺ったら国内線(ヨーロッパ)に以前乗った時は全く泣いたりしなかったとのこと。
こればっかりは本当に分からない。

今回うちは離陸前、着陸前にBebeは寝入ってくれて耳抜きが出来ず泣くことも無く、私が映画3本見れて歯も毎食後に磨く事が出来るくらい熟睡してくれていた。勿論起きている時間に多少興味を引く今彼女が気に入っているおもちゃは持っていった物の半分は使う事無く済んだ。

スクスクとホントに良く寝て下さいました。


然し Bebeを連れて着席した時、隣に座られていたご婦人はCAさんに確認し空いている別の席にそそくさと移動なさっていたので確かに余り喜んでBebe連れの隣に座って下さる方は居ないよなあ、、と。
まあ、これはもう致し方なし。

コロナが明けてBebeを連れての飛行機移動なさる方も増えるだろう。
ちょっとでも参考にして頂けたら幸いである。



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