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「周りの人のため」を失ったINFJが闇落ちする理由(Ni-Tiループ/YouTube)

あなたは「INFJ」ですか?

私はINFJ-Aに分類されますが、自己理解が進んでいなかった若い頃は自身の気質に悩まされることが非常に多かったです。

16Personalitiesによる診断結果(参考)

今回は「INFJの不健全時ループ(Ni-Tiループ)」について、INFJの第2機能「外向的感情Fe」の観点を盛り込みつつ、noteに見解を書いていきたいと思います。

なお、以下に記載する文章はすべてYouTubeで私が語った内容を文章の体裁で整理したものになります。

動画媒体で流し聞きも可能ですので、その場合は下のYouTube動画をご覧ください。

外向的感情Fe

INFJの闇落ち(Ni-Tiループ)への鍵となるのが、第2機能である「外向的感情Fe」であると感じています。

一言で言うと外向的感情は「周りに配慮した意思決定を支援する機能」となり、INFJの思考の流れは自身の直感機能を頼りに行動の方向性を感じ取り、その方向性が「人のためになるのかどうか?」といった尺度で判断するような流れになります(Ni-Fe)。

調和を願うINFJにとって外向的感情が重要な役割を担うことは言うまでもありませんが、この機能がうまく使えない場合にINFJは闇落ちしがちであると感じます。

Feの不活性化とNi-Tiループ

外向的感情Feが抑制された際にINFJが陥る負の状態が「Ni-Tiループ」ですね。

私自身も経験があり、この状態の私は常に自己嫌悪に陥っているように思います。

Ni-Tiループの入口は、自分自身の外向的感情Feに基づいて行動した結果が「実は人の役に立っていなかった」「不要な行動であった」と知覚した瞬間です(※人によります)。

この瞬間に「あ、自分の人のための行動って出すぎた真似だったのか…」と感じ、即座に外向きの視点(=外向的感情Fe)が自身の中から失われ、思考の渦に囚われる感覚が生じます。

劣等機能を除いたINFJの心理機能は「Ni-Fe-Ti」であり、外向性を担う機能は外向的感情Feのみです。

そのため、外向的感情Feの抑制により、自身の思考の渦に囚われるのは自然の流れでしょう。

この際に私が考えていることは「自分ダメだったんだな」「情けないな」といった自己否定であることが多く、上記した内向的直感Ni由来の自己否定の根拠を内向的思考Tiで埋めていく、そしてまた別の自己否定の根拠を探し始める…とネガティブ思考に陥ってしまうことが多いです。

外向的感情Feがうまく機能しないことも理由として挙げられますが、この状態の私は外向きの配慮をうまく行うことができず、「ただただ一人になりたい」「(人とちゃんと付き合うための)エネルギーを補充したい」など、孤独を選びがちです。

ただし、独りを選んだ際に待っているのは「Ni-Tiループの沼」であり、これがINFJを苦しめる大きな理由の1つであると認識しています。

Ni-Tiループからの脱却

そんな際に重要になってくるのが、INFJが有する外向的な機能「外向的感情Fe」あるいは「外向的感覚Se」だと感じています。

Feが重要であることは言うまでもありませんが、個人的にはNi-Tiループに陥ったINFJが意識して働かせていくべきは劣等機能である外向的感覚Seであると感じています。

というのも、Ni-Tiループの中心となるのは「Niによるひらめき(自己否定、自己嫌悪…)」となりますが、Ni-Tiループ時のNiが指し示す内容は必ずしも現実を反映しているものではなく、INFJの中の不安が肥大化したものであることが多いです。

言ってしまえば現実に即していない悪い妄想に囚われている、そんな状態と表現してもよいかもしれません。

そんな時にINFJの助けになるのが外向的感覚Seであり、これは現実のありのままの状態を五感を通じて感じ取る機能です。

Seの行使により現実を正しく認識し、悪い妄想から脱却し(=Fe抑制に繋がるきっかけへの認識が間違っていたことに気づく)、再び人のための行動を取れるように復活していく。

Ni-Tiループにハマりそうになった際は、そんな意識を大事にしながら健全な状態へ回復できるよう努めています。

ただし、INFJにとってSeは劣等機能であり、うまく使うことができない機能でもあります(直感による妄想、可能性に囚われてしまう)。

私自身もINFJの一人として、Seはしっかり鍛えていかなければ…、と感じています。

まとめ

今回はINFJの不健全時ループ(Ni-Tiループ)について簡単にまとめました。

「理想」「現実」のギャップに悩み、一人で思い悩むことが多いINFJですが、INFJがその能力を存分に発揮していくためには、外向性を担う「外向的感情Fe」そして「外向的感覚Se」を正しく鍛え、機能させることが必要であると感じています。

特にSeについては私自身非常に扱いが難しく、Niに頼り切ってしまう(と言うよりNiが自動で働いてしまう)ため、Seを働かせていくことには苦手意識があります。

ただし、上記したようにSeの正しい行使によって、不健全状態であるNi-Tiループの脱却に繋がることもあるため、我々INFJは自身の心理機能に対する理解を深め、鍛えていく態度が必要であろうかと思います。

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