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忘れっぽい

私は観た映画や小説の内容を忘れてしまうのです。
歳だからではなく若い頃からそうでした。
凄く感動した!と思った映画もひと月も経つと、どんな内容だっけ?ラストどうなるんだっけ?と思い出せない。

昔、私は忘れっぽいから読んだ小説のタイトルと内容をノートに書こうと書いていました。その数2年間でノート4冊。
その時は午前に1冊午後に1冊ぐらいのペースで小説を読んでいたのです。
手のひらサイズのノートに次々書いていきました。

そのノートを少し前に見つけて読んでみたのですが、
やはり読んだことすら忘れている本が多かったのです。

しかし…問題は私の書き方でした。
「主人公がある町へ行くと次々と不思議な事がおきる」
「連続殺人事件を追う女刑事が見たものは」

など(実際にはもう少し長いのですが)なんだ〜この小説どういう終わり方をするんだ!とよけい気になる書き方で終わっているのがほとんど。
たぶん書いていた時はネタバレを書くと面白くないだろうとざっくりのあらすじだけ書いたのだと思います。

つまりそのせっせと書いたノートを読んでも、かなり…いや物凄く…消化不良でした。
あの頃の私…もっと内容を細かく書いてくれ…。
なんのために年間小説だけで168冊も読んでいたのか。

その事で勉強をした私は、今ではきちんとネタバレまでスマホのメモに書くようになりました。

先日たろさんと昔見た懐かしいアニメの話をしていたのですが、たろさんに「にゃ〜(私の事)はこのアニメの〇〇が死んだ時に大号泣してたよね」と言われ
「ん?〇〇って誰?」「忘れたの?あんなに泣いてたのに!」と大笑いされました。
そのキャラクターを調べて顔を見たのですが、こんな人いたっけ?と。
うむむ…本当に忘れっぽい。

なので1度読んだ小説、観た映画、時間をおいても再度読んだり観たりしても感動して楽しめる、お得な体質です。
いいのか悪いのか。

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