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「働きたい」は底なし沼かもしれない

こんにちは。
病弱メンタルで会社員ができない自称文筆家の専業主婦、鷹野いづみです。

久しぶりに昨晩は「働く」ことについて考えてしまいました。
最近は多少「働く」思考に耐性がついてきたと思っていたのですが、久々に危うく泣きそうになってしまいました。

なんと、うつ病は治療によって半年から1年程度で症状の改善が見られる病気だということです。

昨晩は「え〜全然薬いるんだけど。仕事できないんだけど。かれこれ8年くらいはこの状態なんですけど」と落ち込みましたが、今思えば「症状の改善が見られる」とは書いてありますが「働けるようになる」とはどこにも書いてないですね。

うん、焦った焦った早とちり!
1番苦しい時と比べれば確かに症状は改善してるわ。

でも、症状の改善もどの程度を指しているんでしょうね。
よくわかりません。

お仕事はできなくても日常生活は送れるので、これを「寛解」と呼ぶのか否かも私にはさっぱりです。

仕事を通してうつ病になったので、仕事に対して恐怖心が出てなんだか拗れている可能性も考えました。
つまり、うつ病が原因で働けないわけじゃないってことですね。
これはカウンセリングとかの方がいいのかしら。

それはさておき、私はKindle出版をしているのですが、優しい方がKindle Unlimitedで読んでくださったんです。
そしたら少しお金が入ったんです。
ええ、11円。

なんだかマイページに書いてあった金額より全然少額なのですが、振り込み手数料でも取られているのでしょうか。

それもさておき、なんと私、お金を稼げたんですよ。
11円ですけど。

プラスです。お金を使ったんじゃないです。
入ってきました!

ここ、もっと喜んでいいと思うんですよね。
でも、「これっぽっちか」と正直思ってしまいました。
今の時代、駄菓子でも買えないのでは?

でも、稼げた。
それなのに、金額を気にし始めたら、私はどこまでも満足できないのではと危惧しているんです。

この11円が100円だったら?1000円だったら?
1万円だったら?
いくらだったら満足できた?

「やっぱりパートか障害者雇用を考えた方がいいかしら」
「あ、障害者手帳がいるんだっけ?」

なんて昨日は考え始めてしまったけれど、もしパートができても「しょせんパート」、障害者雇用で働けても「普通の人よりはお給料低いし…」て考えてしまうのでは?

私は「普通に」働けないと、いつまでも自己否定を続けるんじゃないか?
私の思う「普通」は「1日8時間、週5日働く」です。
バリバリの正社員です。

でも、どう考えたってこれは無理。
だったら「働く」と向き合えば、必ず不満が出てくる。

お金を稼げても、「もっと、もっと、もっと!」となってしまう。
素直に11円を喜べない。

これは問題では?
そりゃ、傑作が書けたらもっとお金が入ってくるかもしれませんが、そんな意図して傑作なんて書けない。

ずぶずぶずぶとはまっていく感覚。
思うように働けなくなって8年経つわけですが、「働く」と向き合うのは本当にまだ難しい。

散歩して、ご飯をちゃんと食べて、早寝早起きをしていればそう簡単に落ち込まないところまではわかったし実行もできるようになってきた。
でも、「働く」と付き合うのはまだ難しい。

夫に「11円入ったよ」と報告すると、「え?読まれたってこと?すごいじゃん!」と私より喜んでくれました。
そんなクリーンな心が私も欲しかった。

ちなみに私は今年で33歳になるのですが、なんだか全然大人じゃないなと感じます。
働いてないし。

と夫に言えば、「俺は働いてるけど、自分のこと大人って思えないよ」との返事が。

そうなのか。
正社員でバリバリ働いて、一馬力で家庭を支えるくらい稼いでもそうなのか。

だったら、やっぱり「働く」に満足するのは難しそうだ。
あなたが自分を大人と思えないのなら、きっと私も思えない。
あなたが働いて、それでも自分を一人前と思えないなら、私だって思えるはずがない。

なんだなんだ、仕事していてもしていなくても、みんな半人前なんじゃん。
でも、みんなで半人前だから、こうして人間は社会を作っているのかもしれませんね。

私は半人前。
夫も半人前。
でも、生きていきたいし、なんなら親にもなりたかった。

だから、夫婦になって支え合いながら子育てをしている。
だから、私にはあなたが必要で、あなたには私が必要だ。

なんだ、私はちゃんと必要じゃん。
大きな世界からみたら要らないかもしれないけれど、私の小さな関係の中では必要とされている。

そうかそうか。
私はこのままでいいかもしれない。

それに、私はこれでいいと思えないと、働いたところで満足などできないに決まっている。

働けなくて半人前、働けても半人前。
うんうん、お互い半人前のまま、支え合って生きて行けたらいいですね。

「働く」は考え出すといつまでも落ち着かないよ、満足いく答えは出ないよって書こうとしたんですけど、なんだか違う答えになってしまいました。

でも、これも悪くない。
文章を書く醍醐味かもしれません。

私はもう少し「働く」をお休みしておこうと思います。
精神疾患を事由に保育園も利用できていますし。
慌てず、働けても働けなくても自分を肯定できるようになったら、その時こそお仕事は続くのかもしれません。

さて、今日はそんな感じで終わろうと思います。

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