良い勘違いされる人になりたい〜読書感想〜
先日、「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている」
という本を読みました。
突然ですが
「身なりのきちんとした人は仕事ができる」
と思いますか?
「そりゃそうだろう」
と答えたあなた。もしかしたら、
「身なりがきちんとしている」=「仕事もきちんとしそう」
と錯覚しているのではないですか?
でも、この錯覚って悪いことではないですよね。
逆に考えると、
「身なりをきちんとしておけば、仕事ができそうに周りが勘違いしてくれる。」
これがいちばん大事なことだそうです。
本書では、これを「錯覚資産」と名付けています。
この「錯覚資産」をもつことで、先述のように、相手の実力以上に相手の能力を評価してしまう。逆に言うと、自分の実力以上に自分を評価してくれる。
これって、社会の中では重要なことですね。
この本は、「ふろむだ」さんというブロガーが書いています。
伝説のブログ「分裂勘違い君劇場」の著者として有名です。
この本を読んで感じたことは、錯覚資産の重要性ではなく、
「自分の地位や仕事の成果は、実力だけではなく、【運】もあるし、周りの自分に対する【勘違いの評価】で成り立っているんだから、うぬぼれないように気をつけるんだよ」
といっているように聞こえました。
薬局で薬剤師をしていますが、専門職ということから、以前は自分のスキルを高めることだけに注力していて、それが全てだと思っていました。
もちろん、間違いではないんですが、薬剤師が専門知識を発揮するのは主に目の前の患者さんが相手です。
もし、薬剤師としての知識がものすごくあっても目の前の患者さんが
「この人、話しにくそう」とか「見た目が・・」といった
「マイナスの勘違い」をされていたら・・。
すごくもったいないと思いますよね?
薬剤師として成長するのであれば、スキルアップと、「自分が得するように患者さんや周りを勘違いさせること」が大事なんだな−と。
そしてそれは、いろいろトライしてみないとわからない。ということ。
こうやって記事を書いてみたり、コミュニケーションを磨いたりして、「種をまく」ことも忘れないようにしないといけないですね。
この本を読んでみて、「錯覚資産」というワードもそうですが、人の成長には色んな要素が複雑に関係しているんだなーと思いました。
先日、読書コミュニティ「Lectio」でこの本の読書会がありました。
そもそも、この本もこの読書会がなかったら出会わなかった1冊でした。
こんなチャンスを与えてくれたLectioには感謝しかないですね。
書き疲れたのでこのへんで。
次は何を読もうかな。
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