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長崎市内を歩く


 約20年ぶりに長崎にやってきた。
浦島太郎の気分になったのでご紹介する。


青い点=県庁がある場所。長崎駅の少し南側

長崎駅周辺を歩く


 西九州新幹線が開通し駅周辺は
再開発が進み、大きく変貌を遂げている。
長崎駅は、高架駅になり、
駅周辺はアミュープラザと呼ばれる
JR九州資本のショッピングゾーンになった。



かつての長崎駅。私の記憶はここで止まっています。



また、ホテルも開業している。
駅の場所は、以前のように路面電車を
降りてすぐの位置から
少し歩かなけらばならなくなったのは
やや不便に感じるところでるが・・・

さらに、駅の反対側は
コンベンションセンターもある。
さらに港に近い方には県庁が
移動してきている。

 元々、この土地はJR九州の
長崎車両センターがあったところで
この土地を生かして再開発が進んだ姿である。

20年前にこのような姿になるとは
想像すらできなかったほどの変貌である。


赤=今の、バスターミナル
青=新しく、移転されるかも(?)の予定地



まだ、開発途上で県営バスのターミナルの
移転計画やかつて駅があった場所など
まだ工事中の箇所も見られる。
さらなる、変貌にも期待される。

旧公会堂が市役所に


 次に驚いたのは、長崎市役所である。
かつて、公会堂があったところである。
ここに地上19階建ての市役所が
建設された。


市役所から蛍茶屋方面


市役所から繁華街方面



 屋上は長崎市内を一望できる
展望デッキが備えられている。
ここからは、夜景もきれいに
見えることだろう。

市役所3階のレストランがまたいい。
長崎名物を安価で食べることができる。


トルコライス。おいしかったー


今日は、トルコライスを食べてみた。
大人のお子様ランチだー


市役所レストランのテラスから

ちょっと観光地も


 すぐ近くに眼鏡橋がある。


いい感じで眼鏡になりました


そこから、歩いてアーケードの
方行くとやはり昔から賑わっている
西浜町である。
ここは変わらない。

中国風の寺院、崇福寺も訪ねてみた。
何か沖縄とも共通する感じが
なんともいえない。



雨が映ってしまった!

都市圏人口で比較する

 長崎の都市圏人口は、約78万にと
いわれている。

これは、九州の中では福岡都市圏、
北九州都市圏、熊本都市圏、
那覇都市圏、に次いで5番目である。

先に新幹線が通った鹿児島都市圏や
大分都市圏よりも大きいということである。

 ただ、長崎市の人口は宮崎市に抜かれた
ことが言われていたので賑わいに陰りが
見えてきたのかと心配はしていた。

路面電車中心のスモールタウン?


 この街の特徴は坂が多いこと、
狭小な道が多いことが言われている。
逆に、平地が少なく人口密度は高いといえる。

 かつて、富山市が目指した路面電車を
生かしたスモールタウン構想により
中心市街地に賑わいを取り戻す
取り組みをみた。

 その理想形は実は、長崎市なんじゃないかと
思えるほどである。


浜町アーケード。
雨の日だったので屋根があり助かりました



 路面電車は、ものすごい本数が
走っているし中心市街地のアーケードは
常に買い物客であふれかえっている。


正覚寺下改め、崇福寺駅に停車中の電車。
雨で川の水量がすごいことになっている

観光にも日常にも路面電車は便利だ。

 長崎市は宮崎市に人口を抜かれたことから
単に中心都市の人口だけで新幹線建設を
考えるなら宮崎に新幹線が通っていても
おかしくない。

都市圏が拡大するかも?


 そうはならず長崎が先に通すことに
なったのにはこれだけの都市圏を抱えるから
こそであるのが見て取れる。

新幹線開通によって、新大村も十分に長崎へ
通える範囲になった。
新幹線なら15分で着いてしまう。
ただ、残念ながら利用客が少なく運転本数が
少ないことである。

日本一短い新幹線



新幹線かもめ


 この西九州新幹線は負の側面が多い。
博多まで直通せず、途中の武雄温泉で乗り換えが
必要なことが難点である。

そのために、鉄道利用から高速バスにシフトした人が
一定数いるということである。
また、その建設も全くどうなるか決まっていない。

かなり長い間この乗り換え方式が
続くことになるのは、長崎にとって
痛手であるのに違いない。


県庁からみた長崎駅

まとめ


・長崎駅周辺は再開発で昔の面影は全くない
・長崎駅周辺はまだ工事中の箇所も多い
・路面電車中心の街づくり
・新しくなった市役所は、百万ドルの夜景も見られる

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