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大人の歯列矯正~追憶編~

30を超えてから歯列矯正を初めて、現在継続中な幸之慎です。
デーモンシステム、抜歯は4本です!

とはいえ、歯列矯正自体はもっと若いうちから興味がありました。
中学校の終わりごろからかな。
笑った時に想像以上に歯が出るというか、目立つというか…ガタガタだし…それがずっと気になっていて、口を開けて笑うことができない時期もありました。
(意外と繊細なんです)

横顔の不細工さにも絶望していました。ちなみに正面からでも不細工です。
正面の不細工さは慣れるやん。毎日見るから。
人間、鏡を見る時は自分が良いと思う表情をしてるらしいし。
でも横顔はさ…ふいに撮られた写真とかで見るからさ
見慣れてないからさ
びっくりするよね

大学生の時に「やろう!」と思って歯医者さんに行きました。
田舎あるあるなのですが、実家から通える大学はなくて、都会で一人暮らしをさせてもらっていました。
都会だから歯列矯正をしている歯医者さんもいっぱいあって選び放題ではありました。
でもね、結果的に大学生のうちに歯列矯正を始めることはありませんでした。
なぜかというと、矯正を始める前の虫歯を治す段階で心が折れてしまったんです。お恥ずかしながら。
虫歯いっぱいあったんですよ
全部の虫歯の治療が終わった時点で、なんだか歯医者さんに通い続けるのにも疲れてしまって、そのままです。

ピンとこられた方もいらっしゃるかもしれませんが
「繊細なんですぅ」とか言いながら根っこはめんどくさがりで根性なしなんですね

大学を卒業して、社会人として仕事をしながら暮らし始めて数年はお金の大切さをひしひしを感じていました。
なかなか貯まらないよね
出費はできるだけ抑えているけど、でもどこかを削らないと…みたいな。
仕事自体の大変さや楽しさにまみれていたのもあり、しばらくは歯並びの悪さとか、歯列矯正とか、気になりつつも頭の片隅に追いやられ、優先順位はかなり下がっていました。

それでも良かったのかもしれない。だってお金貯まったもん。
ほとんどの場合、歯並びは自分が気にしないなら治す必要ない。ほっといても死んだりしない。

でもね、また気になりはじめちゃったんですよね。
お金に少し余裕できてきちゃったし(低収入ですが)、仕事にも慣れてきちゃったし(できませんが)
さらに新型感染症のアレのアレで、マスク着用が当たり前の世の中になって
「今だ!!!!」ってなもんですよね。

いろいろ調べたけど、結局地元の歯医者さんに行きました。
都会に住んでた頃より歯医者さんの選択肢は少ないけどよく知ってるところだから安心だったし
何より訳あって他の人より頻繁に通う必要がでてきた私にとって、地元の歯医者さんで始められたのは良かったです。

(訳っていうのは、私虫歯が多かったから、治療済みの銀歯がいっぱいあるんですよね。そこにくっつけたブラケットが外れやすくて…あとは食べ方の問題なのか何なのか、ワイヤーが切れちゃうことも何度かありました)

矯正中ってなんだかんだ不便が多くて、イライラしたりイーってなったりしがちじゃないですか(私だけじゃないはずだ)
痛かったりはさかったり引っかかったり邪魔だったり…
でも自分で働いて貯めたお金で、自分でやるって決めたっていうのがあるので、大丈夫と思います。

もし学生の時に始めていたら、きっと親がお金出してくれてたし、きれいな歯並びでぴちぴちの時代を過ごせた。
これがある意味、私にとって今始めて良かった部分かもしれません。
お金の大切さも、歯の大切さも、時間の大切さも、嫌って程理解したうえではじめたということ。

失った部分も多いですが!

結局終わりに向かって進んでいくしかない人生ですので
残った部分を大切にしながら
残りをよりよいものにできるように
やっていきたいと思います。


追伸:
もっというと、デーモンシステムのような痛みの少ないセルフライゲーションブラケットや、私は適応外でしたがインビザラインのようなマウスピース矯正など、時間が経つにつれて様々な方法が一般的になり、選択肢が増えていたことも良かった部分です。
しかしながら、酸っぱいブドウ理論にならないように気を付けます。

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