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2021年11月12月の読書振り返り

11月末に引越したのですが、今まで乗っていた電車よりも混んでて、なかなか本が読みづらい。距離は伸びたので、本が読めそうな車両、時間帯などを模索しながら2022年も本を読んでいこうと思います。

11月12月は読書量少なかったので、今回も2ヶ月分まとめてです。


刀伊の入寇-平安時代、最大の対外危機

日本史は全然詳しくなく、この「刀伊の入寇」という事象も今回初めて知った。刀伊=東夷ということらしい。中華の人から見たこの時代の東夷は女真族ってことで、この刀伊の入寇で日本を襲撃したのは女真族とのこと。

迎撃した日本の武者たち。この時代は藤原道長の時代で、まだ武士の時代ではない。しかしこの本を読み進めていくと、刀伊の入寇が日本においての武力の必要性を認識させた大きな転換点だったんだなと感じる。平安グローバル時代において異国の脅威に対して貴族では対応できず、武士の重要性が増し、平家時代〜鎌倉幕府成立となっていった。地味だが重要な事件。

宗教と過激思想-現代の信仰と社会に何が起きているか

「過激思想」を信じてる本人にとっては、それが過激かどうかよりも「必然」と感じているのであろう。多くは「社会的公正」を求めて行動しているようだが、それを実現するには既存のやり方では無理で「過激」な行動を起こすしかない。そう信じているのだろう。でもこの感想では違うような気がする。本書、総じて難しくて理解度は低い。現代でも宗教と政治、社会はどれも単独で存在するわけではなく、絡み合って相互作用しているんだなと改めて感じた。

世界を貧困に導く ウォール街を超える悪魔

僕には非常に難しい内容の本であった。読むのにものすごい時間を要した。

法律は費用対効果分析の原則に従うべきで、汚染物質を発生させて他者に迷惑をかけた者、不注意な農家、脱税等によって発生した損害は、それによって利益を享受する者たちの利得と天秤にかけて判断する必要があり、全体の「幸福」が最大化されたかどうかを示すだけで十分である

これを読むと「いやいや、おかしいだろ」と思うかもしれないが、実は日頃この観点で物事を見てる場合も結構あるかもしれないとハッとした。

会社は「仲良しクラブ」でいい

ヌーラボ橋本さんの著書。個人的にはめちゃめちゃ共感したけど、実際にこのように会社を運営するのって難しいよなぁとも思った。ある種「理想形」ではあると思うし、その理想形に近い形で会社を運営してる橋本さん、ヌーラボはすごいなと思う。簡単なようで難易度が高いのが「仲良しクラブ」での成長。ほんとすごい。

第4章の「強み」「弱み」のとこは特に良い。「強みを活かそう」というのは正しいと思うけど、いろんな面で難易度高いなと思っていて、その理由はこの本にも書いてある通りなので割愛するけど、日々のチーム運営のヒントになるようなことが書いてあるのでぜひ読んでほしい。

それにしても「ヒング」の味が気になる...



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2020年は年60冊読んだので、2021年も60冊は読もうと思ってた。けど終盤にあまり本を読む時間がなくて記録が伸びず、結局49冊という結果に。2022年も引き続き年60冊を目標にやっていこうと思います。

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