NPO/ソーシャルベンチャーの組織特徴を測る方法
最近「NPO/ソーシャルベンチャー × 企業」の協働を進める中で持つようになった問題意識。それは「社会課題に取り組む組織」って実は色んな形態があるのに、その多様性が企業から(あるいはソーシャルセクター内でも)なかなか理解されないこと。NPO/ソーシャルベンチャーの活動形態は、メンバーの出自や活動分野、目指す規模感によって全く違ったりするもの。その多様性を見落としてしまっていることが、企業×ソーシャルの協働が上手くいかない原因の一つなんじゃないかと。そんな中、ソーシャルセクターの特性分類を理解するのに有益な枠組みを提示している研究がありました!
「Social entrepreneurship orientation: Development of a Measurement Scale」という論文、欧米を中心としたアカデミア82名の意見を統計分析した研究です。この研究の最大の価値は、NPO/ソーシャルベンチャーの活動特性を測定するツールを開発したことにあります(写真の12項目を参照)
この各12項目について4段階(「4:とても当てはまる」~「1:全く当てはまらない」)で回答すれば、団体の特性(ソーシャルインパクトを広げる志向度)を測れるようになっています。
https://www.researchgate.net/…/317202248_Social_Entrepreneu…
このツールを使えば、例えば同じ"NPO法人"でも、それが地域に根差した草の根活動を目指す団体なのか、それとも広く社会インパクトの実現を目指す団体なのかを見極める観点になるんじゃないかと。NPO/ソーシャルベンチャーの皆さまは団体の活動特性を理解するのに、そして、企業の皆さまはソーシャルセクターの団体を理解するための見方として参考にしてみるとイイんじゃないかと思います!
とってもマニアックな話ですが、結構ダイジなポイントやと思うので、興味持ってくださる方が数人でもいれば!
ここまでお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
#海外の研究って色々勉強になるもの見つかりますね
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