「組織の枠を越える」研究の集大成が出来ました

この度、約3年半に渡って法政大学大学院 石山 恒貴教授とご一緒してきた協働研究が書籍化され、ついに献本いただきました!!
『越境的学習のメカニズム:実践共同体を往還しキャリアを構築するナレッジ・ブローカーの実像』。内容自体は編集確認の段階で拝読していたのですが、あらためて実物を手にすると、とても感無量です...。
2014年より二枚目の名刺で実践してきた「社会人× NPOのプロジェクトを通じた人材開発」のチャレンジが集大成になった気がしています!

本書では石山教授の提唱する「越境的学習」というキーワードを軸に、これまで色んな方々が疑問に持っていた「社会人が組織の枠を越えると何がイイの?」への回答が提示されています。ご興味ある方ぜひご覧くださいませ!

ちなみに、こちらアカデミックな専門書なので、内容を理解しやすいよう、オススメの読み方を以下に紹介します!

①序章で「越境的学習」の概要をつかむ
⇒ここに一般的に知られている越境学習の考え方やポイントが整理されています(人材開発・キャリア論・ネットワーク論、等)。なので、ここを見れば「組織の枠を越える」の全体概要をつかめるかと思います。

②第5-8章&終章で「越境的学習」の具体的な効果を知る
⇒ここがまさに、二枚目の名刺「NPOサポートプロジェクト」の協働研究の成果です!このプロジェクトを通じて、参加者はどんな成長を・どれくらい実現できるのか?事例分析や定量調査を通じて「越境的学習」の価値を実証しています。

③最後に、第1-4章で理論的な位置づけを抑える
⇒ここでは、そもそもなぜ「越境的学習」に注目する意味があるのか? これまでの研修と何が違うのか?具体的に「越境」とは何か? といった、理論的な内容がたくさんの先行研究と共に整理されています。この部分はまさに「専門性を身に付ける」レベルの内容で、ホンモノの知的体系を得たい方にオススメです!(僕もここがイチバン勉強になりました!)

あらためて、これまでの取り組みの価値がこんな風に形になったこと、関係者の皆さまに心から感謝いたしますm(_ _)m石山教授、小山 健太先生、Gap Japanにてご協力いただいた志水 静香さん、岸本 しのぶさん、Tsutomu Hattoriさん、NTTデータシステム技術 平山 結香さん、鈴木いづみさん、リクルートキャリア古賀 敏幹さん、池津 祐樹さん、パーソルHDの皆さま、本当に,本当にありがとうございました!(・∀・)

『越境的学習のメカニズム』
www.amazon.co.jp/dp/4571240643

こちらの内容が、関心ある皆さまに広く届きますように!

今日もここまでお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
#せっかくだからこの本もう一回読み直してみよ

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