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僕が指導者として秘めた思い

 こんにちは!指導者2年生の油井です!

いよいよ本格的に夏が訪れました。この土日は活動が13:00から練習だったり試合で本領を発揮された気分です。鬼クソ暑いです。「こういうときに最後の汗一滴まで流して走ったやつが成長を勝ち取るんだ」なんて指導中に言いますが、実際これだけの暑さだと本当に難しいですね。こんな炎天下の中で平然とした顔でスポーツをやらなきゃいけないっていう環境になかなか難しさを感じるものがあります。


 さて、今日はサッカー指導者としてのアイデンティティについて話してみます。前に書いたのは現場の話を多めにしましたが、今回は現場外について話してみます。

僕は今は週7回現場に出る変態生活をしています。ついこの前まで学生だった頃は火曜、水曜、木曜の週3回に学校の土曜日スクールで週4回でどんなに多くても日曜日に入って週5回という生活でした。メインで行うことも通常は週1回でどんなに多くても週3回でした。それが社会人になってからは火曜、水曜、木曜の週3回で後はアシスタントでまあまあ大変です。ただこんな事を言っても、僕のメインはジュニアユースに加えてスクールもやってて週7メインなんで僕が大変なんて言えない変な環境下でやっています。こうなってくると日々考えるのはサッカーのことと幼児心理学、子どもの自主性を育むにはということを考えるのが割とスタンダードだったりします。僕もガッツリそれだけではないですけど、少なからずこういうことを学んだりします。


ただ僕は少しだけうちに秘めた思いがあります。それは

「日本のサッカー環境が今よりも少しでも良くなってほしい」

という思いです。これは競技面ではなくて普及、育成環境に関しては特にこの思いが強いです。そもそも競技に関してはこういう人が身の回りにめっちゃいます。僕も競技に関しての思いもありますが、海外に行って学んでいる人や帰国されて活動されている方など本当に多いです。必ずしも海外に行っている人全員がそうであるとは思いませんが、競技としてさらに日本を強くしたいと思う人が多いのは相違ないわけです。ただ、日本のサッカー界にはこれ以外にも多くの問題があります。

・理不尽な指導、体罰など外的要因でサッカーを嫌いになってしまう子どもの存在

・家庭の環境によってサッカーをやりたくても出来ない子どもの存在

・社会との希薄な関係によって子どもの自己肯定感、孤独感の課題

・サッカー界特有のやり甲斐搾取

・そもそも課題を知らない人が多い

など

日本のサッカー界にはこのように沢山の問題がはびこっています。そして僕自身も知らない問題が更に多くあるのかもしれない、というかあると思います。多分こういう問題って関心を持ったり、話を聞かないと知らないことだったりすると思います。ただ、現実サッカー界にはこれだけの問題があります。

 僕はとある指導者コミュニティに2年間所属しています。別にそこで何かを成し遂げてきたわけでもなんでも無いですが人ですが、これだけは断言できます。

それは、ただのサッカー指導者コミュニティではないということです。こういう問題に対して、この問題を解決して、サッカー界を良くしていきたいという思いを持ったサッカー関係者が多く集まっいるコミュニティです。そしてこのコミュニティに集まっている人がそれぞれの問題をそれぞれの視点から解決しようとしています。サッカー界の仕組みを改善したいという人、学校教育に関与して問題解決したい人などいます。そういう人がいる上で僕自身が思うのは、

・現場の子どもたちに自分の指導でサッカーという手段を通じて社会に出ても幸せに生きてほしい

ということです。自分の見ている子どもはそれぞれ1人1通りの価値観を持ち、将来の夢を持っています。それこそプロになりたい人もいれば、サッカーに関連した職業に就きたいという人もいます。それぞれの将来目標を持っています。これがまず幸せに生きるための重要な要素です。これは僕の主観ですが、

夢がある人、目標があった方が幸せに生きられる

と思います。もちろん夢や目標が無い人が幸せじゃないかと言われたらそんなこともないと思います。ただ、やっぱり目標を持っている人を見ているとその人の顔には幸せそうに見受けられます。これは自分がいる指導者コミュニティで会う人を見て、心底思うことです。だからこそ、彼らには夢を持ち、目標に対して走ってほしいのです。それと同時に指導者や周りの大人によってその機会を失ってほしくない、外的要因でサッカーから離れるというのは非常にもったいないしそれでサッカーから離れてほしくない。だから自分の指導で目の前の子どもたちに今この瞬間はサッカーを通して幸せにさせるという自分の思い、使命感を持って現場に立っています。

 それと同時に現場に出ていてすごく心強いのは、やっぱりこのような仕組みの問題に対して解決してくれる仲間が多くいるということです。

「早く行きたいなら1人で歩け。遠くまで行きたいなら皆で進め」

というアフリカのことわざがあるように、1人で何もかもを変えることは不可能です。ただ、このように根底にある問題に対して他の人がいるから自分は現場で100%の神経を注いで力を出せるものです。これは完全に自分のエゴかもしれませんが、自分が関与した子ども、選手には幸せに生きてほしいと思います。ただ、こればっかりは自分がどうにかするだけでは成し遂げられないし、仕組みの変革などを行っていかなければいけません。そのうえで自分が現場で関与した人に対し、少しでも良い環境でサッカーに関わってほしいものです。

 今自分が現場で関わっている子どもともいつまで関わられるかはわかりません。だから今は口うるさくても、将来の生き方や情報などを説いていく必要があると思っています。世の中選択肢は多くあるけど、選択肢を知らないで生きているケースも多くあります。世の中の多くの選択肢を伝え、その選択肢から自分が1番やりたいと思うことを選択出来るように関わります。その時が来ても良いように。


 最後までご試読ありがとうござました!現場外のことを話すと言いましたが、めっちゃ現場の想いを綴ってしまいましたね笑。まあこれは自分の執筆能力がまだまだということを痛感していますが、ここから校閲するのも嫌だし、素を出すのがこのNoteの良さなので継続するしか無い!ということで。

 最後に1個だけ宣伝させてください!サッカー界に関しての問題について話しましたが、先日とある講演会に参加した際に日本のサッカー界の問題の1個に

・サッカーをしたくても家庭の環境の問題で出来ない

というのがあることを知りました。この問題に対してサッカー関係者として問題を感じたので、この問題に対してもし関心があるならぜひサポートしてほしいです!本来サッカーって楽しむためにあるものだと思います。サッカーをしたいという人が1人でも気軽にサッカーを楽しめるように・・・

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