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旅ナカ5つの最新トレンド(解説付き)

旅ナカは、今チャンス

先週アメリカ、オーランドで開催された旅ナカ体験に特化したイベント「Arival」で最新の動向が発表されました。

ArivalのCEO曰く「いままで以上に高品質な商品が揃い、人々がより多くのお金を体験やアクティビティに使っているいま、旅ナカでビジネスをするまたとないチャンス」と語っていました

ArivalでKeyNoteスピーチをするダグラス・クインビーCEO


そのKeyNoteスピーチで挙げられていたトレンドが下記の通り

1.旅ナカ体験の購入回数は増加:

Arivalの調査によると平均的な旅行者が1回の旅行に行う体験やアクティビティは7回ということでした。

補足:ゲットユアガイドの国内で人気の商品だけを見ても日本滞在中にゆうに7回以上は予約しているだろうことは想像できます
・富士山へのツアー
・スカイツリー
・チームラボ
・相撲部屋見学
・渋谷SKY
・築地市場
等々これだけで既に6つなので京都などゴールデンルートで2週間以上滞在する欧米圏のインバウンドは国内で10〜20の体験・アクティビティを行なっているのではないでしょうか


2. 裕福な旅行者がより多く体験・アクティビティを予約

旅ナカ体験を予約する旅行者が全体の15%を占める年収15万ドル(約2250万円)以上の裕福な旅行者が、なんと消費の50%近く占めている

補足:日本人の平均年収1000万円以上の割合、4.9%です。日本に来る欧米圏からの旅行者の年収は航空券等、渡航費用が必要なので15%以上なのではないかと思います。このあたりは料金設定について是非活用したいところです


3. 予約経路としてのTikTokの台頭:

昨年InstagramやFacebookを抜くと言われていたTikTok。ついに18歳から34歳の旅行者の予約経路としてTikTokがInstagramやFacebookを抜いてGoogle検索に次ぐ2位になった


4.テクノロジーの活用が重要:

調査によると約50%の旅ナカ体験事業者が世界の流通網に乗せるに足るソフトウェアを利用していないため、今後適切なテクノロジーを活用して自社のターゲット層にリーチする必要がある。
また併せて2019年から25年にかけて250%以上成長するOTAが最も重要な販売チャネルになると予想。

補足:旅ナカ商品のデジタル流通についてはここでは語り尽くせないくらい重要です。安いからという理由で採用したシステムが世界の販売網への展開の阻害要因になることが多々あります


5. 旅ナカ体験が旅先の理由の1つ:

年齢層の高い旅行者は旅先についてから体験やアクティビティの予約やプランをする一方、Z世代やY世代はより早い段階から体験・アクティビティの検討を始めるように。さらにZ世代・Y世代にとって体験・アクティビティは旅先を決めるうえで検討する要素のひとつと回答

補足:先日のNoteで書いた需要に関する内容を一致する点だと思います。
魅力的な旅ナカ商品で一定の需要を生むことは可能だと思います。
詳しく知りたいかたは、先日のNoteを参照してください


個人的にも、これだけ需要がある割に供給が世界的に少ない状況の旅ナカはホワイトスペースだらけだと思います!!



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