社会人時代①

大学を卒業後、岩見沢市の小さな土木工事会社に就職した。当時オフコンと呼ばれていた、いわゆる事務用の小さな汎用機みたいな奴のオペレーター兼経理ということであったが、マシンを見て仰天した・・・・。
それはリコーのマシンではあったが、なんとディスプレイがない、そして記憶装置はメタルのカセットテープという、旧世代に戻ってしまったようなものであった。入力はキーボードでするのだが、それがタイプライターのようにプリントされるという仕組みだ。またそのプリンターが酷いもので、円盤状のヘッドを機械に装着するのだが、それがプラスチック製なので1ヶ月くらいで取り替えなければならない。そうじゃないとヘッドが減って印字できなくなるのだ。まるで消耗品の固まりのようなマシンであったが、結局一年あまりで次のマシンに取り替えることになる。

次のマシンもリコー製であったが、ディスプレイも一体型になっており机をそのままコンピューターにしたようなものであった。容量はわからないが、一応ハードディスクも搭載されており、別の端末も一台用意されていた。このマシンでは自分でCOBOLでプログラムを組むなど色々と遊ばせてもらったが、結局、給与と会計用であったことは否めない。

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