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【体験談】人が苦手でビビりな保護犬の1年後。心を開いた姿が可愛すぎる

倉敷市保健所出身の元野犬、人はもちろん、犬や猫などの動物も苦手なビビりっ子。

たかおの愛犬レインが、我が家にやってきた2023年4月15日から、もうすぐ1年が経とうとしています。嫌な時は噛む、フードを食べない、机や椅子の下から出てこなかった子は、本当に心を開いてくれるのでしょうか?

「一緒に暮らし、寄り添い続けることで、いつかきっと家族の一員になれる」

これが、たかおの辿り着いた答えです。


お迎え〜1年間の成長記録

レインをお迎えした経緯、トライアル1日〜7日目の様子はこちらをご覧ください。

リラックスする姿が癒し

机や椅子の下のように、薄暗い場所、体にフィットするスペースは、穴ぐらに近い環境になり、元野犬にとって安心する場所です。

快適すぎて、もうお山には戻れませんね…

お迎えしてからしばらくは、ドッグスペース、机や椅子の下で過ごすことがほとんどでしたが、冬の寒さ対策でリビングにラグを敷いたことをきっかけに、大きく前進!

ラグの上でくつろぐようになり「買ってよかった!」と思ったのも束の間、おしっこをすることが多発。

振り出しに戻ったトイレトレーニング、数日おきにラグを洗う日々に、「やっぱり敷くのやめようか…」と心が折れそうになりましたが、いつの間にかまた、トイレを教えてくれるようになっていました。

4人がけのベンチチェアでリラックス

ラグの上で過ごせるようになると、お次はダイニングチェア。ブランケットやクッションを、上手に使いリラックスしている姿は、まるで人間のようです。

家族の一員・仲間と認めてくれたのかもしれない

パパさんは特別な存在

「レインに家族の一員・仲間と認められた」と感じる場面が増えたのは、お迎えして8ヶ月が経ち、くつろげる場所が増えたころから。

手を伸ばせば震え、触ることも難しかった時期からは想像できないほど、表情も豊かになりました。特に、パパさんは特別な存在のようで、ひざの上にあごを乗せ、かわいさをアピールしたり、甘えることも多いです。

夜のオヤツタイムでは、尻尾を振って喜び、もっと欲しいと甘噛みして催促するなどといった犬らしさも出てきました。

ブルブル震えるけどお散歩上手

お迎えしてしばらくは、歩く人の少ない夜にお散歩をしていましたが、日の出が遅くなったころから早朝散歩をはじめ、徐々に明るい時間のお散歩に移行。

向かいから人が歩いて来た時は、壁側に立って止まることで、通り過ぎるのをじっと待つこともできます。強く引っ張ることもなく、アイコンタクトもとれ、お散歩上手です。

途中で立ち止まるのは日常茶飯事

とはいえ時々、急に動かなくなったり、そっちは行きたくないと抵抗することもあります。そんな時は、無理に引っ張らず、立ち止まって「もう少し歩こう」「こっちだよ」などと声をかけると、「仕方ないわね!」と言うかのように、またスタスタ歩いてくれます。
ちょっとワガママで、優しいレインが愛おしいです。

はじめての○○

レインが生まれた倉敷は、雪が降ったとしても積もることは少ない地域。こちらは、ひと晩で40センチ以上の積雪も当たり前の場所。

はじめての積雪。写真撮ってないで帰りましょう…とでも言っているかのよう

雪を見た反応を、楽しみにしていたのは人間だけで、冷たくて白い物体に喜ぶわけもなく無表情。むしろ迷惑そうな顔をしていました。

はじめての日本海。怖かったようで落ち着かず…

1年間で成長したこと

  • 少食で悩んでいたが、なんでも食べられるようになった。

  • まだ距離はあるけれど、家族の横で過ごせるようになった。

  • 頭や体を撫でられるようになった。

  • 簡単な遊びができるようになった。

  • テンションがあがって走ることがある。

  • お散歩が日々上達している。

  • リビング以外の場所も行けるようになった。

椅子やラグの上でくつろげるようになったころから、夜の数時間だけ室内フリーの時間を設けています。(家中の施錠必須

一緒に遊んだり、家の中を走ったりと室内フリーの時間は、レインの成長にきっかけにもなりましたが、これからの季節は網戸にすることも増えるので、脱走対策を再検討予定です。

これからのこと

この1年間で、想像以上の成長を見せてくれたレインですが、噛むような仕草で威嚇する、爪を切らせてくれないなどといった困り事もあります。

しかし、これはレインが悪いのではなく、私たち家族がレベルアップすることで改善できるはずです。

推定5歳。門脈シャントも克服し、時間はたっぷりあります。これから一緒に暮らしていく中で、ひとつずつ出来ること、レインが喜ぶことを増やしたいですね。


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