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フジロック出店への道のりvol.12『DAY3.1』


怒涛の土曜日だった。

DAY2の閉店時間am5:00
誰もいない早朝のオアシスで出店担当のMさんと話し合いをした。

高尾「すみません。フォーがなくなります」

Mさん「あと何食出せますか?」

高尾「30食くらいかと...」

Mさん「それじゃ一撃ですね」(苦笑)

高尾「ジャスミンライスも無くなりそうです...」

Mさん「近辺で購入できないか探しましょう」

フォーとジャスミンライスは想定以上に持って来た。しかし想定以上のさらに上まで売れてしまった。
正直見込みが甘かった。

フジロックでは会期中に売り切れたら
『完売御礼!』おめでとぉ〜
とはならない。

まだ腹を空かせたお客様がたくさんいる。フードは大事なライフライン。最後まで出すのダ‼️
という事です。

会場内には出店者用の卸売市場があり国産の無洗米や中華麺は買える。それで代替メニューは出せるがそのような提案は却下。

なぜならばフジロックはフードも本物志向だからだ。

そして

出来ない事をなんとしてでもできる様に努力する。

これは創始者日高氏のスピリッツであろう。その精神が脈々と受け継がれこのとんでもないフェスは築き上げられている。


Mさん「とにかくできる事を模索しましょう」

高尾「わかりました!」

僕の様な末端にもフジロックの精神が届いた瞬間でした。


3時間後にはDAY3が始まる。

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