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【高円寺にみる!】はじめての阿波踊りで見逃せないポイント8選!後編



こんにちは!高尾可奈子です!


晴天に似合う衣装


今回は、前回に引き続きまして、、
高円寺から見えてくる、阿波踊りの無限大の魅力についてポイントをさらに増やしてお伝えしていきます。



前編はこちら、、


書いていて気づきました。

私、阿波踊りを10〜20分丸々、しかも何団体・何連も観たのは、今回初めてのことで、
盆踊りについては一通り経験と勉強してきていても、阿波踊りはその中の一部だし、読み物もほとんどないし、、



表現するための「言葉」を知る前に、阿波踊りの踊りとしての特異性、際立つ部分をいっぱい見つけたので、手探り状態で知っている言葉だけで無理やり書くしかなかったのです!


(かえって、阿波踊りを知らない人にも分かりやすい仕様になっていれば、幸運です)



これから始まる後編も、癖強めですが、お楽しみいただければ嬉しいです!


では!



運営スタッフ陣の支えあり





【阿波踊りが面白くなるポイント9】


未来は明るい!子ども踊り



阿波踊りの中では、子供だけで踊る、
子ども踊りの演目もあるんです!


その場の空気が一気に変わって、子どもたちが堂々と、あどけなく、揃いの半被を着て、阿波踊り独特のステップ足踏みで登場すると、会場では歓声が起こります。


2人〜10人以上と、連によって人数は様々ですが、一生懸命楽しく踊る姿は、阿波踊りの未来を感じさせる爽やかさなのです!



個人的注目ポイントは、今回のチャリティーでちらちらと見かけた、女の子が頭に載せたはちまき?手拭い?です。

角を高く2つ立てた形で、まるでうさぎみたいで素敵なんです。


多分、お母さんかお父さんに連れられて、踊らされてるんだなぁという雰囲気の子どもも少なからずいるのも、また趣があります。

プロだなと思わせるくらい、列を率いて立派に踊る子どももいたりと、幅があるのが子ども踊りの面白さでした!



心意気は一人前
ラストは総踊りで



【阿波踊りが面白くなるポイント10】



エネルギー爆発、男踊り



一般的に阿波踊りといえば、浴衣に笠を被った女性が手足を揃えて練り歩きながら踊るイメージがありますよね。


しかし、それは阿波踊りの一部、女性踊りのシーンだけだったのです。


女性だけではなく、男性も立派に踊っているのです!

それが、男踊りという演目!


身体を捻って繊細に魅せる女性的なシルエットの女踊りに対して、男踊りは正反対の強くたくましく身体を大きく見せるような動きの特徴があります。


とにかく低く腰を落として、外股に足を広げながら進み、這うように回転しながら動く動作は特徴的です!


そして、見せ場での低いしゃがんだ位置からの高いジャンプでは、歓声が起こり大盛り上がりなんです!


衣装も浴衣ではなく、半被を着こなしていて、活気に満ち溢れていてカッコ良いんです。



また、重要な要素として、男踊りは「男性も女性も」踊っているということ。


これは、女人禁制のものも多い文化芸能、民俗芸能の世界では、なかなか不思議な光景でした。


男性は女踊りを踊っている人はいませんでしたが、女性は女踊りも男踊りも分かれて踊るのが今のスタンダードな模様。


今後もしかすると男性が女踊りを踊る可能性もあるのかも、、と勝手に思っていました。


低く揃える
女踊りとは衣装も違う


【阿波踊りが面白くなるポイント11】


ハプニングこそ見どころ!


商店街や大通りや、特設ステージにて行われる阿波踊り。

観客との距離がとても近く、人が通る道をうまく止めながら踊る場所をつくっているため、踊りの最中に何が起こるか分からない!


流しとステージの2種類の踊り場があるのですが、特に流し踊りという道を歩きながら踊る演目はリハーサルも出来ませんし、本番一発勝負なのです。



興味深いポイントが、踊る舞台の広さや形が「生き物のようにどんどん変わる」こと!


何故なら、道路の両側や前方後方で観ている観客の人数や立ち位置が毎回異なり、連が進む間にも様変わりしていくから。


その変化に合わせて、臨機応変に踊る人数や場所や時間の長さを調整しているようなんです。



リーダーのような役割の踊り手が、口頭で指示を出しながら、集団で予定変更して踊る様子は、何だか慣れていてカッコいい。



そして、持ち物が落ちるハプニングにも、今回遭遇しました。


ステージど真ん中に、腰から下げた飾り物が落ちてしまったようですが、目を向けることなく、でも上手く避けて集団で踊る姿は、さすがの芸でした!



通行誘導も重要な役割
持ち物が多いため落ちることも


【阿波踊りが面白くなるポイント12】


男女踊りの妖艶さ


囃子が静かで妖しい雰囲気になると同時に、
数組の男女ペアになって踊る演目。


これは、世界観が強くて印象的な美しさです!


天を仰ぐように高く伸びやかな姿の女踊りと、それとは対照的に低く低く女性の腰の位置に頭を近づけて深く踊る男踊りの組み合わせ。



盆踊りのもとになったとも言われている歌垣では、女性は手を下に下げないようにして、男性の邪魔をしないようにしたいたとされていますが、その雰囲気を感じました。


阿波踊りの中にもバリエーション豊かな踊りの数々があって、見ていて飽きません!



ペアの踊りはじっと見守る
募金箱をもつ姿



【阿波踊りが面白くなるポイント13】


癖になる高い声とメロディ


阿波踊りは、踊る際の踊り手による揃った謳い文句がなんとも風流で素敵なのです!


「やっとさ〜あ、やっとやっと〜オ」


「踊る阿呆に観る阿呆〜」

などなど、同じ文句を繰り返し、繰り返し音にしているので、初めてでも耳に残るキャッチーな唄です。



この掛け声を合わせることで、どうやら踊りのタイミングを揃えて、鳴り物(楽器隊)との調子を合わせる役割もありそうです。


そして、もう一つ。女性の声の出し方、声の音色が色っぽい。

高い音の高さで、若く甲高く、鼻に響かせる響きの声がいくつも重なると、それだけで独特の世界観が広がります!


背中越しでも息を合わせる
いつも口角の上がった笑顔



【阿波踊りが面白くなるポイント14】


レアなアドリブ芸あり


これは女踊りでは無いそうなのですが、男踊りでたまにお客さんへのアピールをする瞬間に出会うことができるようなのです!


笠で顔を隠した女踊りに対して、男踊りはもともと開放的で、女性にアピールするような踊りですから、自然な流れかと思います。



私が観た中では、流し踊りの際に男踊りで歩きながら踊る一人の男性が、歩道で観ていたお父さんに抱っこされた幼児に、ちょっかいを出していたのが面白かったです。

その場にいた人たちは、みんな微笑ましく笑っていて和やかな雰囲気でした!



ファンサービスのようなアドリブの踊りに遭遇する、そんな楽しみもありそうです!



観客も一緒に盛り上がる
近さが面白い



【阿波踊りが面白くなるポイント15】


オフステージでも絵になる踊り手!


阿波踊りは、流し踊りもステージも街をあげて何箇所かで同時に行われるため、踊り本番以外の場所でもしばしば踊り手さんに遭遇します。



現代のビル群や商業店舗の中で、不意に現れる浴衣や法被、下駄と笠姿の踊り手たちは、とても美しくカッコ良いのです!


次のステージへの移動中でしょうし、話しかけることはあまりできませんが、観ているだけでも多幸感、、それくらい揃い衣装は良いです。



動きにくい姿だからこそ、歩くだけでも様になります。


街がカラフルに古く新しい色合いに染まる阿波踊りイベント、癖になりそうです。



非現実世界のような商店街
非現実世界の商店街


道端で出会える



【阿波踊りが面白くなるポイント16】



大きな家族のような温かさ!



阿波踊りのひとつの連は、まるで大家族のよう!

立てるようになった子供から、年齢を重ねた人生の大先輩まで、老若男女が集まって、日々練習を重ねて芸を磨き、お祭りやイベントで楽しく明るく魅せます。



踊りだってどれをやっても良いし、鳴り物をやっても、、好きなことをしてオッケー!



中には、実際の家族全員、お父さんお母さんに子ども全員が参加していたりする場合も、決して少なくありません。


こんなに皆んなが参加できる踊り、文化って聞いたことがないくらい!



やはり、盆踊りって凄いです。



みんなで踊る総踊り
まるで大きな家族







以上、初めて観ることができた、高円寺阿波踊りから阿波踊りの魅力を大量にお伝えしていきました!


なかなか文字にするのは難しく、やはり一度観ていただきたい!!そう思います。



また読者の方で、こんな盆踊りがあるよ!というおすすめがありましたら、是非コメントを下さい!


また次回もお楽しみに、、

高尾可奈子でした!


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