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≒JOY 特別追加公演@東京都・山野ホール

これまで、ニアジョイのステージはTOKYO IDOL FESTIVALと@JAM EXPOのステージでしか見たことがなかった。つまり、単独公演を見たのは今回が初めてだ。

去年11月に行われた初の単独ライブである特別公演は落選の憂き目にあい参戦できなかった。おそらく、活動開始してまもないアイドルや新規顧客を獲得したいアイドルがよくやる、女性人気、若者人気、ファミリー層人気が高いというのをアピールするイメージ戦略のために、オーバー30でぼっち参戦の男をことごとく除外したのだと思う。
というか、イコノイジョイはノイミー以外は女性・若者優遇が目立っているような気がする。
イコラブ現場なんて、去年はたったの2回しか参戦できなかったし、今年に入ってから開催のなーたん卒コンも落選となってしまった。

でも、今回はその特別公演の追加公演(再演)だから、メディアの注目度も前回よりは下がるし、移り気な女性や若い男だけでは人気が維持できなくなってしまう。だから、今回は前回排除した連中も多少は当選させてやろうという戦略なんだと思う。なので、本公演を何とか後方席から見る機会に恵まれた。

そして、年末に同じく山野ホールで開催された≠MEの特別公演を見た時にも思ったが、身分証明書の見方をロクに知らない、マイナンバーカードを持っていないようなバイト連中に身分証をチェックさせるのはダメでしょ!これのせいで入場に時間がかかりすぎる!
それに、コロナやインフルエンザの感染が拡大傾向にあるのに、狭いところで一人一人、マスクを外させるのも意味不明。
そこまで、転売対策したいなら、顔写真を事前に登録させ、機械で判断するシステムでも導入すればいいのに。まぁ、機械でもマスクしていると読み取れないことあるんだけれどね。

そして、トイレに列ができていた。つまり、それだけ男の観客が増えたということだ。これは前回の公演ではハブられていた男を今回は呼んだとみて間違いないだろう。

それから、いくら混雑緩和という名目とはいえ、ロビーに掲示したメンバー直筆の漢字一文字まで撮影禁止というのはどうかと思う。本当、日本のアイドル運営って前近代的だよねと思う。結局、地上は生写真、地下はチェキと写真を金儲けの手段にしているから、古臭いやり方をやめられないんだろうね。

それから守銭奴主義といえば、ペンライトもそうだね。メンバーカラーが薄黄色とか、薄紫とか、薄ピンクとか、普通の色でないものばかりというのは公式ペンライトを買えってことなんだろうね。こういうあからさまな守銭奴主義って興醒めなんだよね。まぁ、信者は疑問も抱かずに買うんだろうけれどさ。

あと、山野ホールは学校敷地内にあるから敷地内に立ち止まるなと、しきりにスタッフが言っているのもどうかと思った。アイドルや声優のイベントを敷地内で開催させて金儲けしているのは学校側なんだから、そんなにオタクに敷地内に居座って欲しくないなら使わせるなよって思う。

ライブ自体は、コラボ曲を除くと3曲しか持ち歌がないグループなので、さすがに約1時間40分のライブをやるには無理があるよねって思った。
アンコールを含めると19曲だけれど、持ち歌3曲のうち2曲は本編とアンコールの両方でやっているからね。つまり、実質16曲でうち13曲がカバーということ。

しかも、“笑って フラジール”は本編のラスト前でやって、そのすぐ後のアンコールのラストでもやるという間隔のなさだからね…。セトリはもう少し考えた方がいいのではないかと思った。

とはいえ、終盤にメンバーの小澤愛実が所属していたラストアイドルのカバー“愛を知る”→ニアジョイの“姉貴分”である≠MEのカバー“まほろばアスタリスク”→持ち歌の“笑って フラジール”とエモ曲を連発する流れはめちゃくちゃ良かったと思う。

ニアジョイは“愛を知る”をライブの定番レパートリーにしようとしているようだが、このまま、やり続けて欲しいなと思う。

HKT48がAKB48の公演曲“ロックだよ、人生は…”のカバーをライブの定番にして、遂にスタジオ・バージョンまで作ってしまったように、ニアジョイも“愛を知る”のスタジオ・バージョンをレコーディングして欲しいなと思った。

“愛を知る”ってめちゃくちゃ名曲だけれど、コロナ禍に入って間もない頃で音楽番組なんかがほとんど機能していなかった時期のリリースだから、秋元系アイドルを追っているドルオタ以外にはほとんど知名度がないんだよね。本当、それが残念で仕方ない。だから、ニアジョイがこの名曲を歌い継いで、ドルオタなら誰でも知っているようなアンセムにして欲しいなって思うかな。

そして思った。ニアジョイと同じく、元ラスアイがメンバーのアイドルグループには高嶺のなでしこがいるけれど、ニアジョイもたかねこも現在の立ち位置って似ているんだよね。

地下アイドルや半地下アイドルのようにチェキや個撮を主たる収入源にはしていないけれど、こうしたアイドルが出る対バンライブにはちょくちょく出演している。
つまり、地上アイドルと半地下アイドルの中間というポジションだ。
個人的には、ニアジョイはこの立ち位置のままでいいんじゃないかなって気もする。=LOVEや≠MEと差別化するという意味でもね。

半地下でも、解散した26時のマスカレイドや、体制が大幅に変わってしまうまねきケチャは武道館公演を実現させたけれど、彼女たちと同じように半地下の最上位クラスというポジションで武道館公演を目指してもいいんじゃないかなって気もする。たかねこは武道館公演を目指しているようだし、ニアジョイもその路線でいいんじゃないかな。
あと、ニアジョイとたかねこが武道館で対バンライブというのもいいかもね。ラスアイを追っていた人からしたらたまらないと思うしね。

というか、ニアジョイのこれまでのオリジナル曲3曲を聞くと、イコラブやノイミーよりはロック寄りな気がするから、やっぱり、半地下ポジションが合っているような気もするな…。


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