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夏祭り!望月琉叶 25ans Birthdayコンサート(2nd)

アイドルやアニソン・声優アーティストに比べると、演歌歌手というのは、歌手・アーティストとして世間的に評価されている。
アイドルやアニソン・声優と同様に、下手すると、それ以上に、ファンにソフトを複数枚買わせるという商法を行っているのに、アイドルやアニソン・声優だけが叩かれるというのは納得がいかない部分もある。

接触系イベントに参加するために、複数枚購入するファンがいるのは勿論だし、何パターンものCDを出す歌手も多い。
また、演歌系の楽曲というのは1曲のプロモーション期間が長いから、カップリング曲を変えたり、MV収録DVDを付けたりするリニューアル盤を出して、同じ表題曲のCDを再び買わせる手法を取っている歌手もいる。

なのに、演歌歌手やそのファンが、アイドルやそのファン、アニソン・声優アーティストやそのファンほど叩かれないというのは納得がいかない。

ドルオタやアニオタも演歌ファンほどではないにしろ高齢化しているわけだから、アイドルやアニソン・声優の売り方だけを批判するのは何か違うと思うんだよね。

というか、演歌歌手のファンの応援の仕方って、アイドルの応援とそんなに変わらないよね。
ガチ恋みたいのは少数派かもしれないが、アンダー50の歌手に限定していえば、男性演歌歌手のファンは女性が多数だし、女性演歌歌手のファンは男性が多数だ。

個人的には、歌唱力とかルックスとかプロデュース能力とか関係なく(バンドなら作詞・作曲や楽器演奏能力)、異性のファンが多いのがアイドル、同性ファンが多いもしくは、男女比率が同じくらいとなっているのがアーティストだと思っているので、演歌歌手にはアイドルが多いと思う。

そして、ファンのみならず、ファンでない人間がその歌手・アーティストに対する批判的な意見を述べると攻撃してくるのも、アイドルや声優のファンに近いと思う。
氷川きよしのファンなんてその傾向が強いしね。

そして、現在の女性演歌歌手、特に40代以下に関してはアイドル的な応援をしているファンに支えられている要素が大きいのではないだろうか。

結婚しないキャラをネタにしている水森かおりはもう別枠でいいと思うが、彼女以外の若手(演歌歌手としては若手という年齢の人もいるが)に関しては、その部分が大きいと思う。
実際、丘みどりとか岩佐美咲(わさみん)といったアイドル出身もいるし、古くは、城之内早苗とか長山洋子とかもそうだから、元々、演歌とアイドルのファンの応援気質には似たものがあるのだとは思う。

そもそも、アイドルやアニソン・声優のライブには欠かせないものとなっているペンライト文化だって、演歌の世界でも昔からあったしね。

そんなアイドル的支持をされている若手女性演歌歌手だが、杜このみ、丘みどりという人気歌手が相次いで結婚してしまった。
アイドル的支持をされている歌手・アーティストの人気というのは、結婚や恋愛によって下降するものだから、ルックス面から杜このみや丘みどりに興味を持った人が離れていくのは当然のことだと思う。

うたコンが最近、藤井香愛を出演させているのは、杜や丘が担っていたポジションは彼女になると見ているということなのだと思う。

そして、今回取り上げる望月琉叶(るかち)は、アイドルグループ「民族ハッピー組」のメンバーとして活動しながら、ソロでは演歌歌手として活躍している。

かつて、わさみんがAKB48時代にやっていたパターンと同じだ。

なので、ファンは基本、ドルオタだ。

わさみんがなかなか新曲を出さないし、杜このみや丘みどりは結婚してしまった。

となると、現在のアイドル的人気を誇る女性演歌歌手のトップポジションは、藤井香愛とるかちの間で争うことになるのだろうか?

ところで、実際に来場するまでは、本公演のコロナ対策に関してかなりの好感度を持っていた。
それは公演のチラシに、会場で高熱が確認された場合には後日返金するので、入場をお断りすると書いてあったからだ。
他のコンサートや舞台、スポーツなどのイベントにはこういう記述がないから、多少の体調不良でも無理して行こうとする観客が出てしまうし、会場で高熱と判断された来場者と運営・会場とトラブルが起きるんだと思う。
きちんと返金すると明言しているのはいいことだと思う。

でも、それだけコロナ対策がどうのとか言っておきながら、開場5分前の時点で、開場が遅れているから予定時間より15分以上経ってから来いとか言われたのはふざけんなとしか思えなかった。
予定通りに開場できない、キツキツのスケジュールを組んでいて、何がコロナ対策だ!
結局、終演後に、写真撮影会という限りなく接触イベントに近いことをやっているから、オシたんでしょ。うーんとしか言えないな。

しかも、暑い日に5階まで階段で歩かせて移動させるってのはどうなんだろうか?体温上がるぞ!
というか、検温していたのか?それらしき風景は見えなかったが…。

ちなみに長年、下町民をやっているが、浅草・雷5656会館のときわホールへ行ったのは今回が初めてだ。

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というか、今時、チケットの販売が会場での直接販売か、主催に直接電話して申し込むかのどちらかというシステムって、どうにかならないのか?
まぁ、そういう古いシステムのおかげで、空席ができたからという理由で本来の席よりも前の位置で見ることができたけれど。

それにしても、るかちは民族ハッピー組ではDJというポジションなのに、ソロ活動では演歌歌手というのは不思議な感じだ。
元々はジェネシスのドラマーだったフィル・コリンズが、リード・ボーカルになり、さらには、ソロ・アーティストとして人気を集めていったというのに近いのかな?

ソロ・アーティストとしてフィル・コリンズがヒット曲を連発するのにつられて、それまで、ヒット曲の少なかったジェネシスもヒット・チャートの常連となったが、るかちと民族ハッピー組もそのような関係にあるように見える。

民族ハッピー組は今年リリースした“試験管ライフケミストリー”がオリコンでトップ40入りしている。
これは、るかちが去年出した演歌歌手としてのデビュー曲がもう少しでトップ10入りというヒットとなったことで注目度が増したことが影響しているのではないだろうか?

個人的には、ソロ、グループ、両方でのるかちの今後に注目していきたいと思っている。

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実際にステージを見た感想としては、本当に歌が上手いなと思った。
何故、民族ハッピー組ではDJという謎のポジション担当なんだろうかと思ってしまうほどだ。

そして何よりも良曲が多い!

演歌度は薄めだけれど、民族ハッピー組がコーラスで参加している“あなたの歩幅で”なんて超名曲だしね!
民族ハッピー組の他のメンバーが今回のコンサートにゲスト出演するのは事前に知っていたが、てっきり、この曲のコーラスで顔見せして、それにオマケで民族ハッピー組の楽曲を数曲だけやって終わりかなと思ったら、冒頭2曲ではバックダンサーとして参加しているし、さらには、MCブロックのゲームコーナーにも参加していた。

ただ、このコーナーで罰ゲームでまずい飲み物を飲ますってのはダメでしょって思った。案の定、罰を受けるハメになった司会担当の芸人が吐き出してしまったわけだしね。コロナ禍でやる演出ではないよね。

そして、るかちのデビュー曲のカップリング曲である“小夜時雨”は最初に聞いた時から、“千本桜”のパクリだなと思っていたが、今回、ステージ上で、るかちが、この曲を歌う前に“千本桜”に言及していた。
やっぱり、パクリ、もとい、元ネタだったんだ…。

それにしても、るかちは可愛いな。
最近、お気に入りのメンズエステ嬢がいるんだけれど、彼女を気にいった理由が最近、るかちに似ているからだということに気づいたんだよね。
やっぱり、ああいう顔が好みなんだな…。

そういえば、希望者は終演後、写真撮影会に参加できると告知されていたけれど恥ずかしくてパスしてしまった。
民族ハッピー組関連の現場に行ったのはコレが初めてだったので、他の常連にまじるのが怖かったというのが最大の理由だ。

あと、自分は一応、マスコミ関係者なので、いくらプライベートで来ているといっても、芸能人に握手やサインを求めたり、写真撮影をお願いするというのは、プロのマスコミ人としてやるべきことではないとの思いもあるので避けたというのもあるかな。

ちなみに魔がさしてサインをもらったり、握手を求めてしまったことは過去4度だけだ。
仕事場ではロッド・スチュワートとリッチー・サンボラ、岩男潤子。
プライベートでは松本いちか。
それだけだ。アイドルは大好きだが、秋元系アイドルの握手会には一度も行ったことがない。

全く理解されないかもしれないが、一応、そういうポリシーを持っている。

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