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8/19(土) 東京定期ライブ①

民族ハッピー組(以下、民ハピ)が9月いっぱいをもって消滅=解散すると発表した際、ほとんどのドルオタは“そうだろうね”と思ったはずだ。

何しろ、メンバーの過半数が岡本真夜プロデュースというスポーツ紙が好きそうな案件のアイドルグループmiik&honey(以下、ミルハニ)と兼任することが既に明らかになっていたからだ。

岡本真夜と民ハピ所属事務所の力関係、マスコミや非オタも含めた世間の岡本真夜の知名度を考えれば、ミルハニの活動に主軸を置くのは当然の流れだ。
また、民ハピは事務所社長の守銭奴的な思想も影響していたのだろうが、対バンライブやフェスへの出演が限定的で、事務所主催の定期公演が主たる活動の場となっていたが、岡本真夜プロデュースとなるとマスコミや世間の注目度が高いからそうは言っていられない。実際、ミルハニは@JAM EXPOのようなメジャーなアイドルフェスへの出演も決定している。
となると、民ハピとミルハニの活動の両立は非常に難しい。演歌歌手としてのソロ活動が注目され外仕事も増えたことから、望月琉叶(るかち)が事務所に残ったまま、民ハピを卒業するという進路を取ったこととも共通している。

そして、民ハピは消滅=解散するのだから、わざわざ、ミルハニと兼任していないメンバーが消滅と同時に卒業すると発表する必要もないのに、遠矢るいと小泉里紗の2人の卒業を発表したことにも意図的なものを感じる。
2人は民ハピの年長組であると同時に、外仕事(遠矢は声優、小泉は野球関係)が目立つメンバーだ。おそらく、ミルハニとの兼任にならなかったのは年齢的にミルハニの清楚イメージに合わないというのもあったのだろう。同じ年長組でも永井杏樹がミルハニと兼任することになったのはロリータ・ファッションのイメージで年齢より若く見えることや、外仕事が少ないこともあったのではないかと思う。
また、時々、女優仕事をしていた馬渕恭子がミルハニとしての活動開始後は映画や舞台に出演していないことも考えると、ソロ活動や民ハピとしての活動よりもミルハニを優先させるということが目的なんだろうと思う。
ところで、卒業も発表していないし、ミルハニとも兼任していないDJ Canってどうなるんだ?というか、彼女が所属している(いた?)EGR{えぐる}ってどういう扱いになっているんだ?

そんなわけで、9月30日に消滅ライブ(解散ライブ)、その翌日に何故か民ハピメンバー(この時点では元メンバーになるが)も出演する卒業発表メンバーの卒業コンサートが行われることになった。

しかし、解散ライブも卒コンも東京ではなく名古屋での開催となる。

所属事務所社長が関西出身で東京を活動の中心とは考えておらず、これまでも名古屋や大阪でも定期公演を行っていたこと。
そして、守銭奴的思想で金になればイベント開催地はどこでもいい。というか、遠征民に金を使わせることを考えれば東京以外での開催の方が金になると思っているフシがあるから、まぁ、解散ライブや卒コンがそういうスケジュールになっても驚きはないけれどね。るかちの最近のソロコンも地方開催ばかりだしね。

ということで、民ハピ消滅までに都内で行われるライブは事務所主催の定期公演3回と、外部主催の対バンイベント1回の合計4回となった(8月19日現在)。

対バンは9月最終週=上期最終週の平日という非常に働く者には参戦しにくい日程。
3回の定期公演のうち、1回は@JAM EXPOの会期中、もう1回はイベント目白押しのシルバーウイーク期間中。
ということを考えると、実質、民ハピを最後に見られるチャンスは今回の定期公演しかないということになる。なので急遽参戦することを決めた。



それにしても入場するのに時間がかかった…。まぁ、それが分かっているから開演前の物販時間が1時間20分も用意されているのだろうが。そして、チェキ撮影をスタッフではなく、並んでいるもしくは通りかかったオタクに撮らせるというここのシステムは慣れない…。まぁ、それで人件費をカットできているから1枚500円という格安料金でチェキを撮れるんだろうが…。

ライブはミルハニからスタートした。

岡本真夜プロデュースのグループだから、彼女の代表曲をカバーすることに関しては何の異論もない。ただ、彼女が広末涼子に提供した“大スキ!”を歌うのはどうなんだろうという気がする。確かにアイドル楽曲なんだけれど、広末の現在のイメージは良くないからね…。下世話な民ハピのイメージを捨てて清楚なミルハニ路線に切り替えたのに、不倫騒動を起こした広末の曲をレパートリーにしていたのでは下世話路線のままという気もするのだが。

というか、それより驚いたのがオタクが岡本真夜本人の歌唱でヒットした“TOMORROW”とか“そのままの君でいて”にMIXをぶち込んできたことだ。そういう曲じゃないよね。しかも、“TOMORROW”なんて、めちゃくちゃスローテンポにして無理矢理MIXしているって感じだし。

とりあえず、今まで、民ハピ兼任メンバー以外はほとんど意識していなかったが、三好夢摘というメンバーが好みかも知れないと思った。

続いて、民ハピのライブとなったが、今回は冒頭でミルハニと兼任していないメンバーによる朗読劇が披露されるという構成になっていた。

前回、この会場(吉祥寺SHUFFLE)で民ハピとミルハニの対バンを見た時は間に、既に民ハピを卒業していたるかちのソロライブが挟まっていた。しかし、今回のタイムテーブルにるかちはいない。だから、兼任メンバーの衣装チェンジや水分補給の時間が必要となる。
そこで、兼任していないメンバーだけでやれることをやってみようという趣旨で始まった企画なんだと思う。
これは声優としても活動している遠矢の実力を知らしめてくれる好企画だったと思う。「赤ずきん」の朗読だったが、原作とは異なる展開になるのも面白かったしね。というか、赤ずきんちゃんを殺し屋にするという設定は面白かった。

ライブ自体は、オシャレな雰囲気と下世話な感じがミックスされた民ハピらしいものだった。このギャップが民ハピの魅力なんだよね。

民ハピの事実上の転生した姿であるミルハニには下世話な部分はないからね。

下品なイメージ、守銭奴なイメージはあるけれど、実はしっかりアイドルしているという点では9時間1500円の快進撃は見過ごせないが、彼女たちの楽曲にはオシャレな雰囲気はないからね。

やっぱり、こうした独特なグループがなくなってしまうというのは残念だな。








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