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音楽朗読劇「四月は君の嘘」31日(金)昼公演

人気アイドルグループのCDシングル表題曲やアルバムリード曲でセンターを務めた経験がないメンバーと聞くと一般的には不人気メンバーと思われてしまう傾向があると思う。

ところがそうではないケースもある。特に舞台やドラマ、映画といった演技仕事で評価される非センターのメンバーって結構いるんだよね。

乃木坂46の久保史緒里のような例外もいるけれどね。演技仕事や趣味の野球で注目されるだけでなく、最新CDシングル“人は夢を二度見る”ではWセンターを務めているしね。

HKT48の豊永阿紀は最新CDシングル表題曲“君はもっとできる”では8番手扱いだ。しかし、舞台やドラマなど演技仕事を次々とこなしているし、趣味のカメラの方でも注目されている。

また、AKB48の馬嘉伶はCDシングル表題曲では“ジャーバージャ”のたった1曲でしか選抜されたことがないが、舞台出演や短編映画主演など演技仕事が相次いでいる。

金髪の娘に注目

本稿の主人公である=LOVEの大場花菜もそうしたメンバーになるのだろうか?
既に漫画家としての活動では注目されつつあるし、金髪にしてからはイコラブの金髪の娘として注目されるようになってはいるが現状ではイコラブの中心人物とは思われていないしね。

長らく、イコラブの顔とされてきた髙松瞳は表題曲センターの座を辞退してしまったし、瞳が休業中にセンターを務めていた齊藤なぎさは卒業してしまった。現状では佐々木舞香と野口衣織の、いわゆるいかりんぐしかセンターを務めていないからね…。

それにしても、いくら朗読劇とはいえ、アイドルや声優のファンの固定層による安定した動員が狙えるとはいえ、公演日ごとにメインキャストが変わるというのはどうなんだろうか…。
複数パターンのローテーションで回すなら分かるんだけれど、中には昼公演と夜公演でキャストが違う日もあるしね…。 

あと、妹分のノイミーが周年コンサートをやる日に、姉貴分のイコラブのメンバーが1人だけとはいえ、同時間帯に舞台出演をするというのはどうなんだろうか…。

それから、来場者にもどうかと思うのがいた。ずっと、携帯のバイブを振動させている奴がいたがなんなんだ!おそらく、イコラブのメンバーをみ見たいというだけで見に来た奴で、演劇にも原作にも興味がない奴なんだろうが、バイブにするなら携帯は振動が伝わらないようにポケットの中に入れておけ!“○んでくれ!”と思ってしまった…。

公演自体はとても良かった。ベタな話ではあるが泣いてしまったしね。それに、ピアノとヴァイオリン(公式表記に合わせた)とオマケで鍵盤ハーモニカが生演奏だから、その相乗効果もあり感動も増大したし。

そして、自分が幼い頃にピアノを習っていたことを思い出した。

当時は男がピアノをやるなんて恥ずかしいみたいな風潮があったけれど、今、自分が音楽マニアになり、一度聞いた曲をすぐに認識できるのは確実にこれのおかげだしね。
そういえば、死んだ祖母の話によると、自分は2歳の時に自分でレコードプレーヤーをいじり音楽をかけることを勝手に覚えたらしい。
そういうのを知り、母親はピアノを習わせようと思ったんだろうね。

公演自体の話に戻ろう。
イコラブはなちゃんの演技は驚くほど良かった。まぁ、ちょっと噛んだかなというところはあったけれど、かなり女優適性はあるんじゃないかと思った。それでいて可愛い感じもあったし。台詞がない場面でも身振りなどで演技していたし、結構、感心してしまった。自分の中でのイコラブの推しメンバーのランキングではなちゃんの順位が上がりそうだ。

イコラブにしろ、ノイミーにしろ、演技適性の高いメンバーが多いのって、やっぱり、代々木アニメーション学院という声優を養成する学校の所属だから、きちんと、演技のレッスンがされているってことなのかな?
イコノイのメンバーできちんと声優として認知される仕事をしているのは現時点ではノイミーの蟹沢萌子くらいで、代アニ所属の意味はあるのだろうかと思うこともあるけれど、こういう演技仕事を見ると意味はあったんだなというのを認識する。

それにしても最近、朗読劇って多いよね。しかも、朗読劇なのに演者がステージ上を移動したり、立ったり座ったり、他の演者と接触したりと、体を使った演技をするやつが目立つ。

そして、そうした舞台にはアイドルが出ているものが多い。

それって、練習やリハの時間をあまり取れないアイドルなどのために台本を見ながら演技できるようにしてあげているってことなのかな?

本公演なんて、会場の天井などを使ったプロジェクションマッピングとかもあって、朗読劇感はかなり薄かったしね。朗読しているというよりかは台本持ちながら演技しているって感じかな。

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