イオンは7月から値上げをするのはマヨネーズとカップ麺、ティッシュペーパーの3品目だけで、それ以外のPB商品は価格を据え置くと発表した。
この報道を受けて、一般消費者はイオンは消費者の味方というイメージを持ち、経済系のジャーナリストやアナリストは日本の賃金が上がらない元凶と叩いたことだと思う。

でも、実際はPB以外の商品を値上げしまくっているんだよね。

自宅近くにイオン系のスーパーがある。正確に言うとイオングループのダイエーが運営するグルメシティだが。

先月までは、というか、数日前に行った時には、5個入りで税抜き250円だったコロッケが今日は298円になっていた。そして、かき揚げも一気に198円に値上げされていた。

また、既に6月に入った頃から値上げされていたが、チキンカツなんて、これまで税抜き278円だったものが、一気に398円になっている。しかも、ここ何ヵ月かはかつてよりも1割から2割くらい小さくなっていたのに（＝ステルス値上げ）、一気に120円値上げだしね。2個入りのメンチカツも、これまでより140円くらい値上がりしている。

これのどこが値上げしていないんだよ！

自分でスーパーで買い物することがなく、専業主婦の妻に任せっきりのスーツ族のサラリーマンやジャーナリスト、アナリストなんかは、日本の賃金が上がらないのはイオンのせいだと信じ込んでしまうだろうけれど、実際はぼったくりバーレベルの異常な値上げをしているんだよね。

また、スーツ族やジャーナリスト、アナリストではない“人種”でも、たまにしかスーパーに行かない人はイオンの値上げしていないPRにすっかり騙されて、イオンは庶民の味方だと思っている人が多いのではないだろうか？

全部、イオンのやっていることはウソだからね！

景品をもらえるためのレギュレーションを勝手に変えた吉野家や、実際に取り扱っていないメニューのキャンペーンを行っていたスシロー、Lサイズを1枚買ったらMサイズ2枚がもらえるキャンペーンのレギュレーションを勝手に変えたドミノ・ピザと同じくらいの詐欺行為だよ！

吉野家やスシロー、ドミノが批判されて、イオンが庶民の味方扱いされているのはおかしい！

イオンをデフレの元凶みたいに言う奴も、イオンを庶民の味方みたいに言う奴も、自分で買い物していない＝世間知らずと言っているようなものだぞ！