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『アムリタの饗宴』+『アラーニェの虫籠<リファイン版>』

内田真礼主演作品で彼女の舞台挨拶付き上映なのに前日にチケットが取れたことに驚いた。
最近は人気が下降するようなスキャンダルもないはずだし、弟の内田雄馬経由の女子ファンも多いし、チケットなんてあっという間にソールドアウトになってもよさそうなのにと思った。
しかも、上映館数も少ないから(東京23区内ではたったの1館しかない)、激レアチケットになるのではと思ったりもした。

結局、この作品の上映情報が行き渡っていないということなんだろうね。というか、上映館数を少なくしているのは意図的なんだろうね。そして、何故、そうしているかというと内容に自身がないからなんだと思う。後述するが、なかなかのクソ映画だった。

舞台挨拶自体は上映前に行われた。個人的には上映前の舞台挨拶というのはあまり好きではない。

上映前、つまり、多くの来場者が未見なので登壇者はネタバレになるような発言はできない。まぁ、それでも、口を滑らせてしまう人や、⚪︎⚪︎のシーンに注目して欲しいみたいな感じで濁して言う人はいるけれどね。今回の舞台挨拶もそんな感じだったし。

それから、関係者や取材に来たマスコミがはけてから上映となるが、傲慢な彼等はなかなか素早く退室してくれないから、場合によっては上映の邪魔になることもある。
あと、既に本編を鑑賞済みの観客が舞台挨拶だけを目当てに来場することもあり、こういった人たちは本編が始まった瞬間に席を立ち、人の目の前を通り過ぎていく。
こうした連中が鬱陶しいから上映前の舞台挨拶は好きになれないんだよね。

とりあえず、今回の舞台挨拶で気になったのは内田真礼が500メートル走ることをマラソンと言っていたことかな。学校の校庭を3〜4周するくらいの距離はマラソンじゃないでしょ!

本編はCM・予告編どころか、マナーCMもNO MORE映画泥棒のCMもなく、いきなり本編から始まった。余程、スケジュールがタイトなんだろうね。自分が訪れたシネ・リーブル池袋は2スクリーンで7番組も上映しているねからね。

本プログラムは2本立て上映となっていて、まずは2018年に公開された「アラーニェの虫籠」に手を加えた「アラーニェの虫籠<リファイン版>」が上映された。

オリジナル版は見ていないので本バージョンで初鑑賞となるが、本当、クソつまらない作品だった。許せることではないが、途中で何度も立ち上がって背伸びしているクソ迷惑な客がいたが、ここまで睡魔に襲われるような作品は滅多にないから、こいつの気持ちも分からないでもないって感じかな。

それから、旧日本軍の人体実験が怪奇現象の背景にあると思わせるような描写があったが、今のアニオタってネトウヨだらけだから、こういうネタって受け入れられないのでは?

そして、個人制作を売りにしているが、エンドロールを見ると、それなりにスタッフはいるし、画だって深夜アニメの劇場版よりも動いている。結局、個人制作を売りにしているのは出来の悪さを指摘された時に一人で作ったにしては出来が良いでしょと思わせるためのプロモーションなんだろうね。

続けて、完全新作の「アムリタの饗宴」が上映された。「アラーニェの虫籠<リファイン版>」は74分と一応、長編映画と呼べる尺だったが、こちらは48分とだいぶ短くなっていた。内容がないから、この尺でも長いとは思うが。そして、せっかく、内田真礼という人気声優を主役にキャスティングしているのに、台詞らしい台詞はわずかで、内田真礼の無駄使いと言いたくなるほどだった。

そういえば、「アラーニェ」の方は見ていたのに、「アムリタ」になった途端、席を立ち去っていったのが何人かいたが、あいつらはなんなんだ?試写会か何かで既に「アムリタ」の方だけを鑑賞済みでつまらないことを知っているから出ていったってことなのかな?

そうそう!この手のオタク向けアニメと言えば、エンドロールが流れ出しても席を立つ人間がいないことが多いが、本作ではそうではなかった。まぁ、ここまでつまらないと、とっとと去りたくなる人の気持ちも分からないでもないけれどね。

《追記》
シネ・リーブル池袋のスタッフ、感じ悪いね。映画館で観客がチケットをスタッフの立っている位置のデスクの上に置く習慣なんてないのに、置かない観客が非常識みたいにわめいている。今日はそういうルールだと言うならきちんと説明しないと。それなのにヒステリックに怒鳴っていてはダメだよ!

それにしても、シネ・リーブル池袋の男子トイレの大便器が混んでいるって珍しい!アニオタにしろドルオタにしろ、オタクって本当、大便の回数が一般の男より多いよね(自分を含む)。


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