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劇場版 ポリス×戦士 ラブパトリーナ! ~怪盗からの挑戦! ラブでパパッとタイホせよ!~

EJアニメシアター新宿で鑑賞。
本作はまだ、特撮ものというアニメと近い関係にあるジャンルだから、そんなに気にならないけれど、最近は、この劇場では実写作品の上映も多いし、運営する角川以外の会社が配給した邦画どころか、洋画ですら上映されることもある。
それのどこが、アニメ専門シアターなんだかって感じだよね…。

イベント上映も含めれば、数多くのアニメ映画が毎年公開されているけれど、多くの作品はシネコンでの上映を希望しているから、角川シネマ新宿というミニシアターを改装・改名した本館で公開を望む作品は少ない。
なので、角川のアニメしか上映されない。でも、角川のアニメだけで上映スケジュールをびっしりと埋めるのは難しい。だから、他社作品や洋画も含めた実写映画で穴埋めせざるを得ないってことなんだろうね。

過去にもアニメ専門館を名乗ったテアトル池袋という映画館があったけれど、ここも実写作品を上映していたしね。
こういうコンセプトはうまくいかないことが分かっているのに、やってしまうのって、何故なんだろうかね…。
というか、アニメに限らず、アクション専門とか、ホラー専門とかでやっても、こういう○○専門館っていうコンセプトは失敗するよね。
唯一成り立っているのは成人映画専門館くらいだな。

ということで作品の話に戻るが、三池崇史は映画マニアに酷評される一般向けの作品よりもこうした子ども・ファミリー向け(&大きなお友達)作品を作っていた方がいいのではないか?

「テラフォーマーズ」、「ジョジョの奇妙な冒険」、「ラプラスの魔女」といった、予算をかけながらも酷評された一般向け作品よりも、本作を含む「ガールズ×戦士シリーズ」の劇場版の方が面白いぞ!

前作「ファントミ」の劇場版では、黒沢清など映画ネタをふんだんに盛り込んでいたが、今回の「ラブパト」劇場版では、「ルパン三世」や「子連れ狼」など明らかに中高年をターゲットにしたネタを仕込んできている。
しかも、こんなにかっこいい柳沢慎吾なんて見たことないってくらい、柳沢慎吾に活躍の場を与えている。
子ども・ファミリー層と大きなお友達しか見ないのは勿体ないくらいだ。
是非とも、普段、三池崇史作品を酷評しているシネフィルの人たちにも見てもらいたいくらいだ。

まぁ、テレビの特撮ドラマの劇場版だからVFXは安っぽいけれどね…。

それにしても、「ラブパト」の面々、可愛いな。特にツバサは可愛い。もしかすると、自分はロリコンなのだろうかと思ってしまう。

親子連れの中で鑑賞するのは恥ずかしかった…。まぁ、他にも大きなお友達観客は来ていたけれどね。

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