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新型コロナウイルスとエンタメ界

本当、いろんな映画が公開延期になってしまっている…。

公開延期しない作品に対して、バッシングするアホな奴らが出てくるのも想像がつく。そういう批判する奴らは多分、映画館になんて、ほとんど行かない連中だと思うが、批判の声を無視すると叩かれる世の中だから仕方ないんだろうな。

東宝が「ドラえもん」の公開延期を発表した時点では、ディズニーは「野性の呼び声」の公開は延期しなかったが、結局、「2分の1の魔法」と「ムーラン」の公開を延期してしまった。まぁ、こうなるのは分かっていたが…。東宝に次ぐ国内シェア2位でなおかつ、ファミリー向け作品の多いディズニーが東宝と同じ対応をしなければ叩かれるのは確実だしね。ましてや、海外企業嫌いの連中はここぞとばかり、東宝万歳!反日ディズニーくたばれ!みたいなことを言うのも目に見えてたからね。

「野性の呼び声」は東宝が「ドラ」の延期を発表した時点では、「ドラ」が公開予定日の8日前だったのに対し、「野性」は公開前日だったし、しかも、日本で大きなヒットになる見込みはない作品だし、ディズニー本体ではなく吸収合併した旧フォックスの作品だから無視したんだろうね。日本でも合併した企業で権力の弱い方の派閥が無視されることがあるが、そんな感じなんだろうな…。

おそらく、東宝って権力側だから、安倍が学校を休みにさせるというのを知り、それに協力するために=子どもを映画館に行かせないために公開延期にしたんだろうなという気がする。そして、東宝がやると他社も追随するってのが、この国の映画業界の悪しき習慣だから、他社作品も公開延期が相次ぐんだろうなとは思っていたが、本当に続々と公開延期が発表されている…。「ウルトラマンタイガ」や「ドクター・ドリトル」、「ソニック」のようなファミリー向け作品のみならず、「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」まで延期されてしまった…。

3月中という異例なスピードで、アカデミー作品賞ノミネート作品全てを劇場で見終えることができると思っていたが、それは叶わぬ夢となってしまった…。「若草物語」は、一応ファミリー層向け映画って判断なのかな?名作文学原作だし…。だから、公開延期なの?予告やポスターを見る限りではファミリー層をターゲットにしていないのに…。というか、ファミリー層ターゲットなら、あんなクソ邦題にはしないし…。公開延期するなら、邦題もただの「若草物語」に変更してほしいな…。

そして、この公開延期は日本や中国、韓国など感染が拡大している国だけではなく、全世界規模になり、遂には「007」最新作まで延期されてしまった…。

映画館に関しては、相次ぐ公開延期に対応するのが大変だよなと同情する。現状では、追いついていない感じもする。スタッフが延期になった作品のポスターの撤去作業に追われていたりして、本当、大変そう…。

ところで話は脱線するが、「Fukushima50」のビジュアルと消毒液の組み合わせを見て、放射能漏れを批判する人を「放射脳」と批判する人がどう思うか気になるな…。

話は戻るが、こういう確実に売れる作品を公開延期にするってことは日本も映画館をさらに閉鎖するという流れになるのかな?

それから、気になるのは、公開延期や映画館の閉鎖が明けて通常営業に戻った時だよな。上映スケジュールの調整が難しいよね。おそらく、上映されるのは、「ドラ」のような売れ線作品が優先されるだろうから、中小規模の作品は大幅な公開延期やオクラ入りも多くなるだろうし、ほぼ予定通りの時期に公開されても、上映回数が少なくなりそうだな…。

マジな話、ミニシアターとか名画座は天井が低いし通路も狭いから別だけれど(上映中に誰かが立ち上がるとスクリーンに影が映るようなクソ劇場も多いし)、シネコンって換気は良いから、コンサート会場や演劇ホール、競技場より衛生的なんだけれどな…。

 前後左右の席との間隔も、コンサート会場や演劇ホール、競技場より広いし、何気に空いているスペースが多いし、それに、ライブや舞台より、途中でトイレなり通話なりで席を立つ人間が多い(=空気の入れ替えも頻繁)から、かなり環境はいいんだけれどね…。

中国とか韓国、イタリアの映画館が休業状態だから、日本だけやっているのはおかしいって考えの人もいるんだろうな…。清掃とかの衛生感覚が日本とは違う国々と一緒にされてもなという気がするのだが…。米国だって死者が出ているのに映画館はやっているんだしさって感じだな…。

新型コロナウイルス感染拡大を抑えるために、休校にすることや、テーマパークや動物園、博物館・美術館などを休園・休館にすることも理解はできる。勿論、保護者や教師、テーマパークなどで働く人、特に非正規の人への負担などに対する配慮があまりなく行われていることには腹が立つが。それから、不本意ではあるが、映画館の営業に制限がかかるのも仕方ないかなとは思う。

 でも、本気で子どもたちをウイルスから守るために外出させないって言うんだったら、映画館やテーマパーク、動物園、博物館・美術館よりも、ショッピングモールを閉鎖すべきだと思うんだよね。テーマパークなんて金がかかるから、親の資金援助がなければ行くことができない。動物園や博物館・美術館あたりは料金はテーマパークより遥かに安いが、どこにでもあるというものでもない。まぁ、映画館は身近だが…。

 ショッピングモールは至るところにあるし、しかも、子どもたちの小遣いだけで、保護者の同伴がなくても行けるんだよね。本気で子どもたちに感染させたくないなら、こっちの閉鎖が優先だと思うんだけれどね。まぁ、ショッピングモールを閉鎖すると経済的打撃がとんでもないからできないんだろうけれど。勿論、国なりなんなりが、ショッピングモールで働く非正規やバイト、出入り業者まで含めた全ての人に金銭的保障をすれば、閉鎖しても問題ないのだが、そうする気もないし、ただでさえ人件費を削っている企業にはそんなことできないだろうから、結局、多少の営業時間の縮小はあっても通常営業ってことなんだろうね。

 映画やコンサート、舞台、テーマパークなんかは国難の時に贅沢だと叩きやすいから批判を恐れて休映・休演・休園するし、動物園や博物館・美術館は国や自治体が関係しているものが多いから休園・休館しやすいしってのもあるんだろうが、本当ならショッピングモールの閉鎖が一番の感染拡大防止なんだよね。本当、矛盾だらけだね。

そして、コンサートの中止・延期も大きな問題だ。日本の搾取される芸能界のシステムでは、半月とか1カ月分の仕事がドタキャンされたら、大幅な収入減になり、生活できない人も多いだろう。だから、アーティストや俳優、スタッフらが不満を言う部分もあるのだろう。

でも、世界的にはこういう事態になったら、率先してチャリティ活動をやるのが芸能人なのにね。日本の芸能人は政治的・社会的な意識が薄すぎるというのもあるが、それ以前に収入が少ないからチャリティ活動をする余裕がないってのもあるんだろうな。

とはいえ、金も権力もあるくせに公演の中止を批判した野田秀樹は許せない!収入の少ない劇団員やスタッフをお前が支援しろよ!と言いたくなる。それに比べて、YOSHIKIは海外生活しているだけあって、その辺はきちんと国際的感覚を持っているよなとは思う。芸能人はチャリティ活動をすべきで、ファンの身を守るのが芸能人やスタッフの役目だという意識が強いからね。

とりあえず、やっと、国主導で有料イベントの中止・延期が進むようになったこと自体は歓迎する。でも、これって近いうちに、芸能・マスコミ・興行にかかわる人間の大量リストラや賃下げが待ち受けているってことだよね…。

ところで、何で、チケットぴあで購入した中止になった公演チケットの払い戻しでは、404円もする簡易書留の料金を客が負担しなくてはいけないんだ!既に発券時に手数料を取られているのに!典型的な傲慢になった老舗だよな!イープラスなどは今回に関しては手数料も返金するって言っているのに、ぴあはしないんだからな…。殿様商売だよな…。

ちなみに、ぴあで取ったチケットと、イープラスで取ったチケット、それぞれ1件ずつがこの1週間で延期や中止になった…。

それにしても、地下鉄の駅のホーム、通常より人が少なくなったな…。マジで外出禁止要請を守っている児童・生徒が多いんだな…。児童・生徒なんて、学級閉鎖・学校閉鎖なんかになったらフラつくものと思っていたが、今の子どもって上の命令に従順なんだな…。若者に安倍政権支持が多いというのも納得…。

最後にちょっと不謹慎な話?

コロナと聞くと、90年代半ばにヒットしたコロナの「リズム・オブ・ザ・ナイト」を思い浮かべてしまう。日本ではそんなことを言うひとはほとんどいないが、英語で検索すると、ビールと並んでこの曲を思い浮かべる人が多いようだし。米国では、この曲をサンプリングしたブラック・アイド・ピーズの新曲「RITMO」が彼等にとって久々のヒット曲になるくらい楽曲人気が根強いからな…。

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