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AKB48 THE AUDISHOW 13日(日)12:30公演:Second Generation ゲスト:パパラピーズ ソロミニライブ:齋藤陽菜

本公演もそうだが(一応、演劇ということでチケットを販売しているが、どう見てもメインはライブ)、邦楽アーティストのコンサートって、前座が開演時間前に行われることが多いが、あれってなんなんだ?開演時間ってのは、前座を含めたものでは?

中には、観客を規制入場させていて場内に入れない観客が大半なのに、前座のパフォーマンスが始まっていることもあるしね。
だから、洋楽アーティストの来日公演に前座がつく場合、開演時間になってから前座のアーティストが出てくると文句を言う観客が多いんだろうな。  

それにしても、本公演を2回も見ることになるとは思わなかった…。いくら、ライブパート出演者が前回鑑賞時と違うとはいえね…。

前回鑑賞した回は、チーム8がライブパート担当だったし、メンバーの卒業セレモニーもあったから、チケットは取りにくいだろうと思い、外れた時の予備として、ゅぃゅぃがチーム8としてではなく、Second Generationの一員としてライブパートにも出てくる本公演も応募しておいたって感じなんだが(あと、ずっきーも今回は演劇パートのみならず、ライブパートにも出てくるというのもある)、まさか、2公演とも当たるとは思わなかった…。

やっぱり、AKBグループのオタって、減っているのでは?

ところで、前から思っていたのだが、アイドルや声優のライブでは演者が観客に注意事項を読み上げるのが恒例になっているけれど、大抵の場合、噛みまくりだし、読み間違えも多いし、あれって意味あるのかな?
ましてや、今ってコロナ禍なんだから、ファンへの注意喚起は普段以上に重要なんだしさ。
スタッフが読み上げた方が良いのでは?そういうところが、日本の芸能界は本気でコロナ対策をする気がないと思われる要因なんだよ。実際、上演中に声を出していたアホなファンもいたしね。

公演自体に関しては、演劇パート(ほとんど、アイドル系バラエティ番組のコントだけれど)は2度見るほどのものではなかったかな…。
AKBをもじったEKBだとか、UKB、KKBなんてのが出てきて、そのBというのが番長の略だというのは初見なら笑えるギャグなのに、ほとんど笑いが起きていなかった。ということは、観客の多くは既に会場なり、配信なりで鑑賞済みってことなんだろうね。2度見ても笑えるほどのギャグではないしね…。

ゲストのパパラピーズは好感度があって良かった。タナカガがさしさんが着ていた衣装を身につけて登場したが、可愛かった。

それから、前回見た時には物足りなかったずっきーの魅力も今回は感じることができた。
本編では、“この程度の演技力だったっけ?”と思ってしまうレベルだったずっきーが、ゲストとの絡みで、デタラメなYouTube配信をエアで表現していた際には、見事な演技を披露していた。
そうだよ、ずっきーの演技はこれだよねって思った。

ライブパートは、Second Generationというフレッシュメンバー編成のせいか、顔と名前が一致しないメンバーも多かったが、老害おっさんオタが嫌うEDMよりのナンバーをセトリに入れるなど、新しいファンを獲得しようとする意気込みは感じることができた。
ところで、ゅぃゅぃは年齢的にはフレッシュメンバーかもしれないが、注目メンバーになって久しいわけだし、いつまでもフレッシュ扱いするのはどうなのかなって気もするな…。

そういえば、本公演はレギュラー出演者(メンバー7人+バッドボーイズ)と、日替わりライブパート出演者、日替わり外部ゲストの全員が参加する「恋するフォーチュンクッキー」のパフォーマンスで幕を閉じる構成になっているが、イントロ部分で♪おにぎり〜を連呼するの久しぶりに聞いたな…。

演劇パート自体の出来は決してほめられたものではないと思うが、本公演では、「恋チュン」を含めた世間が認識しているAKBの5大代表曲全てを聞くことができるというのはよく考えられていると思う。

ちなみに残りの4曲とは以下の通りである。

初期の“会いに行けるアイドル”というキャッチフレーズとともに代名詞がわりにテレビ出演時にBGMとしてよく使われていた「会いたかった」。

その後、ドルオタの間で神曲として知られている曲はいくつか登場したものの、初めてドルオタ以外にも認知されるヒット曲となった「ヘビーローテーション」。

リリース当初は、新たな代表曲となるほどの存在ではなかったが、キンタロー。のモノマネで使われたおかげで代表曲に加わった「フライングゲット」。

そして、カップリング曲であるにもかかわらず、朝ドラ主題歌となったことから、AKBに興味がない高齢者にも知られる曲となった「365日の紙飛行機」。

これらを全部聞けるんだから、まぁ、AKBにたいして興味がない人でも楽しめるよね。

要は演歌歌手がやる芝居と歌謡ショーの2部構成のステージみたいなものだよね。演歌歌手の2部構成のステージで歌われる楽曲ってのは代表曲中心だから、ファンでなくても楽しめるしね。

それと同じ感じなのかな。

コロナ禍になって、今までのような握手会を開催することはほぼ不可能となってしまった。
仮にワクチン接種が欧米なみに進んだとしても、アルコール消毒などの対策は今後、半永久的にライブ系エンタメの現場では必須となる。

姉妹グループを除いた本店(AKB48)だけでも100人近いメンバーがいるわけで、ブームは去ったとはいえ、大勢のファンが参加するわけだから、メンバーがファン1人と握手するたびに消毒なんてのは不可能。

つまり、握手会参加券付きのCDを大量に売って、売上枚数をドーピングして人気があるように見せかけるという売り方はできなくなってしまった。

今後は、こうした演歌歌手の歌謡ショーみたいなやり方で手堅く稼ぎつつ、フレッシュメンバーを中心に老害おっさんオタではなく若いファンに気にいってもらえるような新しい音楽性の楽曲も歌う。その両路線で地道にやっていくしかないと思うな。

ところで本公演は学芸会レベルとも一部では揶揄されていたが、まぁ、元々、秋元系アイドルは未熟な人間が成長していく過程を楽しむものだから、これはこれで、そのコンセプトに合致しているのかもしれないなとも思った。

≪追記≫

座席が酷かった…。ステージからは近いのに、限りなく見切れ席に近い席だから、ステージ上で展開されていることの7割ほどしか把握できなかった。

ステージ上にあるモニターは99%視界に入らない。なのに、AKBグループお得意のサプライズという名の告知映像がモニターに映し出される。メンバーや見やすい席にいる観客が何にリアクションしているのか全く分からないのはストレスだった。

それにしても、テレビなど映像業界の使う見切れと、音楽や演劇などライブ系エンタメの現場やその観客の間で使われる見切れという言葉の意味がいつの間にか異なってしまったよね。

前者では映ってはいけないものが映ることを。後者では本来見えるべきものが欠けて見えることを見切れと呼んでいるが、今では後者の意味でとらえる人が増えたよね。

まぁ、映像業界の現場に一般人が入ることはないが、ライブ系エンタメに関しては運営やチケット業者がそういう言葉を使ってチケットを販売するから、すっかり、そっちの意味の方で一般に浸透したって感じだよね。

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