金木犀香る秋センチメンタル
先日から隣に住んでいる義両親のうちの庭に植えてある金木犀が色づいていい匂いがしてくる。
金木犀の匂いが好きだ。
だけど、春の桜と同じように金木犀も1週間ほどで花が散ってしまう儚さがある。
しかも年によってはそのいい匂いのする時期にドンピシャ台風が来てしまい匂いのしないまま花が散ってしまう時もある。
今年は割といい匂いのする時期が長い。
去年は娘っこの志望校決めの佳境だったせいか匂いすら感じることなく冬になってしまった。
儚いからこそ美しさがある。いい匂いがするからこそ思い出がより濃く残る。
要するに今の私はセンチメンタルと言うわけだ。
娘っこに会いたくてもすぐ会えない。娘っこは頑張っているから応援してる。けど近くにいてやれないもどかしさ。肝心の娘っこは塩対応ときたもんだ。LINEはするが電話は滅多にしてくれない。母ちゃん悲しみ、ハートブレイク。
去年とは打って変わって今月10月は仕事月間。家にいるか仕事してる10月。虚無の極地。
うちに帰ってくるとふわっと香る金木犀の匂いに誘われて車庫からうちまでの短い道を歩く。
金木犀よ今年もいい香りをありがとう。
※このエッセイを温めているうちに金木犀の香りも終わりましたとさww
もう冬かな…。
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