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自分の年金額を把握する重要性。

日本の公的年金には、
大きく分けて
・国民年金
・厚生年金
の2つがあります。

国民年金は、
20歳から60歳までのすべての人が加入する年金で
原則、20〜60歳までの40年間にわたって
所定の国民年金保険料を支払うことで、
誰もが満額受け取れます。

2022年度の国民年金の満額
は(0.4%の引き下げで)
年額77万7,800円となっています。

保険料の納付月数に応じて
計算されることから
40年に足りないと、
受け取れる金額も減少します。

たとえば
保険料納付月数が30年間(360か月)だと、
年金は満額の4分の3です。

満額で受け取れる年金額は年ごとに改定されます。

対する
厚生年金は、
会社員や公務員が勤務先を通じて加入する年金。

会社員・公務員の方は、
毎月の給料から
国民年金・厚生年金の保険料を天引きで支払っています。

そうすることで、
老後には国民年金と
厚生年金の両方を受け取れます

個人事業主や
フリーランスなどの方は
厚生年金に加入していないため、
国民年金のみです。

厚生年金の受給額は、
加入期間中の給与や賞与の金額も踏まえて
計算されています。

基本的に、
・長く加入するほど
・給与や賞与の金額が多いほど
年金額が多くなります。

自分がどのくらいの年金を
受け取れるかを詳しく知りたい場合は、
ねんきん定期便」を
確認する必要があります。

ねんきん定期便は、
日本年金機構から年に1回、
誕生月に送られてくる書類です。

基本的にはハガキですが、
35歳
・45歳
・59歳
になる節目の年には
封書で届きます

また、
50歳以上のねんきん定期便には
「60歳まで加入した場合の年金額の目安」が
書かれています。

ねんきん定期便には、
ほかにも
・これまでの保険料納付額(累計額)
・これまでの年金加入期間
・年金保険料の納付状況
・ねんきんネットのアクセスキー
などが書かれています。

ハガキと封書の大きな違いは
年金保険料の納付状況となっています

ハガキでは直近1年分しか記載されていないのに対して、
封書ではこれまでの
全期間の分が記載されています。

節目の年に、
間違いがないかを確認して
もし間違えがあれば
連絡してください!
ということとなっています。

ねんきん定期便が届くのは年に1回です。

ただ、ねんきん定期便を
捨ててしまってから、
意義を知って来年まで待つか。
という方もおられます。

すぐに自分の年金記録を確認したい場合は、
ねんきん定期便のネット版である
ねんきんネットを活用するのがおすすめです。

ねんきんネットでは、
20歳から今までのすべての年金記録が
いつでも確認できるうえに、
今後の年収・働き方を加味した、
詳細な年金額をシミュレーションできます。

スマホにも対応しているため、
いつでもどこでも年金の情報が確認できます。

ねんきんネットへのアクセスは、
ねんきん定期便に記載されている
アクセスキーを利用するとスムーズになります。

日本年金機構のウェブサイトの
トップページにある新規利用登録から
アクセスキーありで手続きすれば、
登録・ログインが可能です。

ただ、
アクセスキーの有効期限は
ねんきん定期便の到着から3か月です。

有効期限が切れたり、
アクセスキーがわからなかったりする場合は
アクセスキーなしから登録をすると、
後日郵送でユーザIDが届いて、
ログイン可能になります。

また、
マイナンバーカードを持っていれば、
アクセスキーがなくてもマイナポータルから
ねんきんネットにアクセスが可能となっています。

一緒に学んでいきましょう!

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