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必要な栄養素


サシで茶をしばいたことがある女優さんは3人。



コンスタントにしばき続けた人は1人。



その唯一無二の存在が、結婚してアメリカへ旅立った。




いや、かっこよ。


以前事務所が一緒だった先輩の女優さん。


彼女はいつもニコニコしていて、愚痴や悩みを話していても結局は自分で明るい方向へ昇華しちゃうような、一緒にいるとすごく元気をもらえる存在で、大好きな人。






そんな彼女と、旅立ちの前に久しぶりに会った。


泣くシーンの前に水を飲む 、という涙を流す前には涙分の水分を取るというテクニックについて話していた。


すると突然「いいこと思いついた!」と2割増の笑顔で彼女は言った。






「人を楽しませたかったら、まずは自分が楽しい事を吸収しないとだね!」








茶ではなくクラフトビール飲み比べでだいぶキマっている彼女はフニャフニャ笑っていたけれど、ジンジャーエールでサラミを食べている私は泣きそうになった。



私はこれを指針に生きる。











二分すれば、私は根明かと思う。陽キャだと思う。
その要素は年々強くなっている気さえする。



だけど芸能の世界、なのか私がいる一帯、なのかでは、陽キャはなんだかまあまあ生きづらい。


苦しむことが良い作品を生む。
影がある人間が好まれる。そんな風潮。


エンターテイメントは人を楽しませるものなのにね。



そして私は私と思っていれば良いんだけど、そんなに強くもない7割陽キャは、周りの様子を伺いながら陽キャ量を調整してみたり、ここらで弱みを出してみるかと計算してみたり、バカみたいだなぁとは思いながら、迎合の端っこから手を離せずにいたのです。



だけどね。



ちょうどよく新しい年も始まったのでね、これからはもっと堂々と、ワクワクニコニコしていこうと思います。



大好きだなぁと思う人に私もなりたい。