石川県知事選・山野氏山田氏落選で気が気でない人たち

岡田直樹 
自民党参議院議員、この夏改選。長年に亘り県政トップに君臨してきた谷本正憲氏への対抗馬として知事選挙出馬が何度も取沙汰されるも固辞。馳氏の知事選出馬に伴い空席となった衆院選への鞍替え出馬の要請にも応じない、なるべく選挙がやりたくない人。選挙をやりたくないので6年任期参議院議員をやめたくない。信念を持ち選挙に挑む山野氏、山田氏とは対照的な人物。山野氏、山田氏の立候補を怖れていることだろう。

村山卓
棚ぼた金沢市長。自民党の推薦を受け、山野氏の知事選出馬により空席となった市長の座に着いた元副市長。政治経験に乏しく知名度もない氏自身に選挙戦を戦う力はない。幸運なことに他にこれといった人材がいないため自民党の後押しを受けることができた。不運は山野氏の敗北。山野氏が勝利すれば自民党と程よく距離感をとることもできただろうに。

馳浩
言わずも知れた新知事。怪文書が飛び交う保守大分裂選挙を制し勝利したが、議会とは良好な関係を築くことができるのだろうか。知事選では県議の多くが山田氏を支持。そんな山田氏が来年春の改選で県議に選出されたらどうなるだろう。元参議院議員が県議になるというのは荒唐無稽だろうか。県政に対する熱い思いを持って知事選挙に立候補したが叶わなかった、というのであれば、県議という立場からその思いを実現するという方法もあるはずだ。

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